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損切りの必要性とタイミング:株価下落に負けないためのルールと指標

損切りが遅くなるのはなぜか?

投資において、損切りは必要不可欠なスキルです。
しかし、多くの投資家は損切りが遅くなってしまうことがあります。
損切りが遅くなるのはなぜでしょうか?
この問いには、様々な説があります。私は、自分の体験をもとに、その理由を考察してみたいと思います。

まず、損切りに躊躇してしまう理由の一つとして、現実逃避による根拠のない期待が挙げられます。
相場が自分の期待通りに動くという確信は、現実逃避に基づくものです。
相場は常に変動しており、過去の値動きから未来を予測することはできません。
しかし、多くの投資家は、自分が買った株や通貨がいつかは戻るだろうという根拠のない期待を持ち続けます。これは、損失を認めたくないという心理から来るものです。
このような期待は、現実と乖離している場合が多く、結果的に損失を拡大させる可能性があります。

損切りラインの曖昧さ

次に、損切りに躊躇してしまう理由の一つとして、損切りラインを決める基準が曖昧であることが挙げられます。
損切りラインとは、自分が許容できる損失額や値幅をあらかじめ決めておくことです。
損切りラインを設定することで、相場に流されずに冷静に判断できるようになります。しかし、多くの投資家は、損切りラインを設定する基準が曖昧で、相場に流されてしまうことがあります。
例えば、「もう少し待ってみよう」という気持ちや、「この株は将来的に上昇するはずだ」という思い込みなどです。
これらは、自分の感情や希望に基づくもので、客観的な根拠がない場合が多いです。このように、損切りラインを決める基準が曖昧だと、相場が自分に不利に動いても、損切りをしないで持ち続けてしまう可能性があります。


自己否定はNO!

さらに、損切りに躊躇してしまう理由の一つとして、自分の判断や能力が否定されたと感じることが挙げられます。
損切りをするということは、自分の投資判断が間違っていたということを認めることでもあります。
人間は自分の行動や判断に対して責任を取りたくないという心理があります。
このため、株価が下落しても、「自分が間違っていた」と認めたくなくて、損切りをしないで持ち続けてしまうことがあります。
また、「せっかく買った株だから」という執着心や、「今売ったら損したことになる」という後悔感も、損切りを妨げる要因です。
このように、損切りをすると自分の判断や能力が否定されたと感じることで、プライドや感情が邪魔してしまう可能性があります。

では、損切りが遅くならないようにするにはどうすればいいでしょうか?私は、
以下のような対策を提案します。

感情なきロボット

まず、感情に左右されないロボットアドバイザーを利用することです。ロボットアドバイザーとは、人工知能やアルゴリズムを使って、投資家に最適な投資戦略やポートフォリオを提供するサービスです。
ロボットアドバイザーを利用することで、感情的な判断を排除し、冷静な損切りが可能になります。例えば、「WealthNavi」というロボットアドバイザーでは、あらかじめ設定したリスク許容度に応じて、自動的にポジションを調整し、損切りや利食いを行います。
このようにロボットアドバイザーを利用することで、投資家は自分の感情に振り回されることなく、リスクを管理しやすくなると思います。
「こう少し待とう」ではなくバッサリ切り落とされるのです。
(特に夜、オーバーナイトはしたくないですよね)

テクニカル分析・ファンダメンタル分析

次に、テクニカル分析やファンダメンタル分析などの客観的な指標を参考にすることです。
テクニカル分析とは、過去の相場の値動きやトレンドをチャートや指標などで分析する方法です。
ファンダメンタル分析とは、経済や政治などの要因を考慮して、株式や通貨の本来の価値を評価する方法です。
これらの分析方法を参考にすることで、相場の状況や方向性を把握しやすくなります。
特にトレンドラインや移動平均線などは、損切りの目安として有効です。これらの分析方法は、ウェブサイトや書籍などで学ぶことができます。
ゴールデンクロスとか三尊形成とかね。

発注

さらに、注文方法を工夫することです。注文方法を工夫することで、損切りを自動的に行うことができます。
例えば、「逆指値注文」という方法では、あらかじめ決めた価格に達したら自動的に決済するように設定できます。
このように注文方法を工夫することで、感情的な判断を排除し、冷静な損切りが可能になります。注文方法は、FX会社や証券会社のウェブサイトやマニュアルなどで確認することができます。
「逆指値」が決まるとなんだか無性に寂しくなります。


逆指値きまっっちゃうの。

終わりに

以上が私の考える損切りが遅くなる理由とその対策です。
私は株式やFXの世界に嵌っているときに、損切りをしないで相場にすがってしまったことが何度もありました。
その結果、損失を拡大させてしまいました。私は、このような失敗から学びました。
損切りは感情的にならずに、冷静に判断することが大切だということです。
また、損切りのタイミングや方法を事前に決めておくことも重要だということです。投資は自己責任で行うものですが、損切りのスキルを身につけることで、リスクを管理しやすくなると思います。



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