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変形性股関節症の方の疼痛部位の特徴って?

おはようございます!ジョイントフィットネストレーナーの中尾量です。

今回は変形性股関節症の方の疼痛部位(痛みを感じる場所)の特徴について紹介していきます。

今回の記事が参考になれば幸いです!よろしくお願いします!


必ずしも股関節の変形の程度と痛みが一致するとは限らない

まずはじめに紹介することとして、レントゲン画像による股関節の変形の程度と、痛みの強さが一致しないという特徴があります。

変形が高度であっても、生体反応で形成された骨棘(骨にできた小さなとげ)や骨嚢胞(骨にできた小さな穴)があると、関節的には安定し、痛みが軽度であるといったことが考えられます。

逆に、変形が軽度であっても関節の周りの筋肉の緊張状態が強いと血流量が低下し痛みを感じる物質が滞り、痛みがでるということもあります。

このように、画像上の所見と痛みの症状が一致しないということが特徴として挙げられます。

痛みを訴える場所として鼠径部痛が最も多い

また、変形性股関節症の方で痛みを訴える部位として最も多いのが鼠径部痛です。そして臀部痛や大腿前面痛を訴えるといった方が多く見られます。


海外では大転子(股関節の外側)の痛みを訴える方が多く、ついで鼠径部痛が続くそうです。

日本では二次性(臼蓋形成不全など原因がわかるもの)の変形性股関節症の方が多く、海外では一次性(原因がわかわないもの)の方が多いといわれているのでそこの違いが影響しているのかもしれまんせね。

以上、変形性股関節症の方の痛みの特徴について紹介していきました!
今回の記事が参考になれば幸いです!最後までお読みいただきありがとうございました。

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