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響きが好きな言葉【忘れ潮】

【忘れ潮】わすれじお

潮が引いた後に、砂浜や磯に置き去りにさ
れていった水たまりのようなもの

夕暮れ時の海。たっぷり遊んで引き返す砂浜にぽつり、ぽつりと残る水たまり。

磯に自然とできた小さな水族館のような場所。

取り残されたわずかな場所にも、こんな名前がついているのですね。



磯にできた"わすれじお"には思わぬ小さな生き物がいたり。
覗き込むと恥ずかしそうに魚たちが潜んでいる。


時折り大きな波がやってくると慌てたように魚たちが姿をあらわす。波の余韻でぐらんぐらんと揺れる世界に釘付けになる。

しばらくするとまた平和な空間に戻る。

海の一部を切り取ったようなとても平和な小さな世界をそっと見守る。見つけた者だけの秘密の世界。


この言葉には、この曲。
スピッツ『渚』