見出し画像

祝!ロジャー・テイラー誕生日

本日7月26日は、QUEENのドラマー、ロジャー・テイラーのお誕生日です。おめでとうございます!

先週はブライアン・メイがお誕生日。8月はジョン・ディーコン、9月にはフレディ・マーキュリーと、QUEENのおめでたい日が続きますね。


・ロジャー・テイラーのワイルドな夜


今日はロジャー・テイラーのお誕生日ということで。
ムフフ♡、というお話ではなくて、ある日の、ロジャー・テイラーの、ワイルドな夜の出来事をご紹介します。



「ライヴ・アット・ザ・レインボー‘74」(DVD)


こちらには、1974年にロンドンのレインボーシアターで演奏された、QUEENのライブ映像が収録されています。

1974年といえば、結成から約3年。QUEENがじわじわブレイクし始める頃です。

このライブ映像のフレディは、MCはちょっと滑っているし、アドリブなどもナシで真面目に歌っています。


観客も、すごく盛り上がっているわけではないという、少しぎこちなく、初々しいQUEENが見られる、貴重なライブ映像です。


そんなライブの終盤のこと。

アンコールの最後の曲に、エルビス・プレスリージャイロロック(監獄ロック)を演奏します。

観客に花を放り投げながら、ジャイロロックを歌うフレディ。



Was dancing to the Jailhouse Rock

監獄ロックに合わせて 踊り出す

ここを繰り返しながら


「エブリバディー!!」



「カモ〜ン!!」


と観客を煽るフレディ。

ノリノリのサビを観客に歌わせたくて、身振り手振りを加えて、観客を煽ります。


しかし、


観客「しーん…」


ブライアン、首をかしげながら、ギターを止める。
ロジャーもドラムを叩くのをやめる。

フレディ(戸惑いながら)

「カモ〜〜ン!!」


パラパラ拍手。演奏を止めているので、ますます

「しーん…」


フレディの悲しそうな瞳。
ブライアンも困惑気味。

再びロジャー、ドラムを叩きだす。


フレディ、歌いながらクルッと振り返り、ドラムを叩くロジャーの元へ。


見つめ合う二人。

(この会話は、私の想像です)

フレディ:「お客さん、ノッてくれないよ…。しょぼーん」

ロジャー:「気にすんな!俺が暴れてやっから
よ!」


そして、曲が終わった瞬間、ジャーンというブライアンのギターと共に、

ロジャー、ドラムをぶっ壊す!


ロジャーが大暴れするのです。
ドラムのセットをめちゃくちゃにしてひっくり返すわ、スティックを投げ飛ばすわ…。


フレディ、ジョンを回収してステージから去ってゆく。


ロジャーは「やってられっか!」と怒り気味で去ってゆく。
(ように見える)

ブライアンは、律儀に観客に投げキッスをしてサヨナラ〜。さすが紳士。



ここでライブ映像は終了します。



ロジャー、ワイルドだろぉ〜〜?
(だぜぇ〜?でしたっけ)


この映像、よーく見ると、ロジャーは、ベーシストのジョン・ディーコンを自分の近くに呼んで、「暴れるから逃げろよ」と忠告しているように見えます。ドラムの側にいる、ジョンに怪我をさせない配慮かと。
ロジャーに何やら言われたジョンが、頷いた直後に、ロジャーは大暴れするのです。


この日の夜の、ロジャーのパフォーマンスの真意はわかりませんが、私には「オレたちの演奏にノらない観客などクソ喰らえ!」くらいの勢いに見えました。

勝手に想像しておきながら、
ロジャーって、ストレートでカッコいいな、なんて思うのです。

この頃のバンドが、もしかしたらこういうパフォーマンスが流行っていた時代なのかも知れませんけどね。


今日はそんなロジャー・テイラーのお誕生日。
いつまでもカッコいい。
最近は少しコロコロ丸くなって、かわいいおじいちゃんという感じかな。


改めて、ロジャー・テイラー、お誕生日おめでとうございます!




#ロジャーテイラー #QUEEN