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青天の霹靂(小説)

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高校生の廉夏は16になると、幼なじみで歳上の冬眞と、結婚することに。だけど、冬眞と、結婚したことで藁人形が沢山届くことに。さらに、脅迫状まで。それに導かれるように、廉夏たちは、ホ… もっと読む
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#悲鳴

青天の霹靂58(会社のパーティーで2)

青天の霹靂58(会社のパーティーで2)

「はぁん、従業員はそうかもな。でも、てめぇの御内にも同じことが言えるかな?」
従業員の前に廉夏が連れて来られる。
「お前ら粋がっていられるのも、今だけだ」
廉夏の頬をナイフで叩く。
普通の女の子は普通ここで脅えるものだろう。
ただ、廉夏は違かった。
「何それで、脅しているの?」
そう言われ、犯人は廉夏の頬を叩く。
さらに、犯人はナイフで脅すように、ブラウスのボタンを一個ずつ切り落とす。
「まだるっ

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青天の霹靂57(会社のパーティーで1)

青天の霹靂57(会社のパーティーで1)

廉夏は、本日、京極グループの企業祭に廉や冬眞、じい様達と来ていた。
じい様と廉、冬眞は着いたそうそうに重役連中に捕まった。
そうすると、廉が言った。
「冬眞、悪いが廉夏に会社内を案内してあげてくれ。悪いが私達はちょっと離れる」
そう言って、冬眞を重役達から抜けさせてくれる。
「はい、畏まりました」
そう廉に頭を下げる。
そして、廉夏には手を差し出す。
「お嬢様、この後僕に付き合ってくれますか?」

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青天の霹靂47(焼き肉屋1)

青天の霹靂47(焼き肉屋1)

焼き肉の有名店に廉は行こうとしたが、廉夏の腹がもたなかった(笑)
どうやら、廉夏はお腹が空いて、安い店でも良いから近場で済ませたいらしい。
廉夏の家の近くの、焼き肉屋になった。
「お前な、こんな近場の安い店」
と、ぶつぶつ廉が言うと、
「分かってないな廉兄は、良い女は、金額でなんか決めたりしないの」
「そうだよな。腹で決めるよな」
と、笑って日向が言う。
「そうそう、お腹の空き具合でね」
「ちょっ

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