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梅雨の晴れ間に

風が降ったら遅刻して、雨が降ったらお休みで、、とは、南の島のハメハメハ大王の歌でした。

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毎日、仕事へ出ていた頃と、Yataの家へ移り住み、多くの日を自宅で仕事をするようになってから、一番大きく変わったのは、特に、雨が続く梅雨の時期。その日の予定が、天候によって決まることが多くなった。雨が続く間は家の中での仕事ははかどるけれど、外の作業をすることができない。

梅雨は晴れ間が少ないので、その分、晴れたら一気に外の作業をする、ようにしている。時には、雨が降っていてほしかったな、、と思う時もあるのだけれど、貴重なタイミングを逃すと、いろんなことが手遅れになることがある。

特に、ハーブの採取は晴れた日でなければ、カットしたところから弱っていくと何かで読んでから、気をつけるようになった。思いがけず、ハーブを採取した後に雨が降ると少しそわそわしてしまう。

その日は、目が覚めると光が差し込んでいて、朝のルーティンが終わるとすぐに外に飛び出した。出張から帰ってきたら草だらけになっていた、小さな畑の草引きとじゃがいもの収穫をとにかくやりたくて、数日、うずうずしていた。

除草剤は使わないのですぐ草に埋もれていくし、肥料も使わないので、基本、収穫も少ないのだけれど、思わぬところで巨大化したり、大収穫になったりするのが、いつも不思議な小さな畑だ。

今回、小さな畑にやってきた不思議は、今年は春に「男爵」を植えたのだけれど、なぜか、「男爵」らしいじゃがいもは1つのみで、後はすべて赤いじゃがいもだった。昨年、「アンデス」を収穫した後に、土の中に残っているのは知っていたけれど、「男爵」はどこへいったの??野菜作りの知識がなさすぎて、実は、不思議でもなんでもない現象なのかもしれないが、あまり深く考えず、収穫できたのだからよしとした。

そして、種が飛んで、いたるところに生えてくれていた赤紫蘇もひと束だけ刈り取り、赤紫蘇のジュースを仕込むことにした。

<赤紫蘇のジュース>
・赤紫蘇 ひと束(130g-150g)
・水 1リットル
・砂糖 300gくらい
・酢 10-15mlくらい

いろんな方が公開してくださっているレシピを参考に、結局、適当につくっているが、お砂糖はある程度入れないと、長期保管ができないらしい。砂糖は沖縄のサトウキビ100%のものをいつも使っている。今回は波照間産。沸騰したお湯に赤紫蘇を入れて弱火で10分。赤紫蘇を取り出して、出汁を中火にかけ、砂糖と酢を入れる。浮いてくるアクを取り除いて一煮立ちさせたら完成。今回は全くアクが出ず、綺麗な赤紫蘇ジュースができた。冷蔵庫で保管。5倍に薄めて飲む。

赤紫蘇ジュースは元気の源。私のハーブの指南書ベニシアさんの「ベニシアのハーブ便り」(世界文化社)によると、花粉症などのアレルギーを抑える作用もある、らしい。

Yataの家では、雨が降ったら外の作業はお休み。ロマンチックなハメハメハ大王は、風の全てが彼の歌、星の全てが彼の夢、だそう。ハメハメハメハメハ。

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