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大魔神怒る

太陽光発電に関しいくつもの疑問点・問題点があげられるが、なんの恩恵も受けられない大多数の国民がなぜ多大な負担をしなければならないのか、納得できる説明を聞いたためしがない。
そもそも税金とはなんであるのか。「国の信用を守り、希望ある社会を次世代に引き継ぐ」財務省によれば、

税金とは、年金・医療などの社会保障・福祉や、水道、道路などの社会資本整備、教育、警察、防衛といった公的サービスを運営するための費用を賄うものです。みんなが互いに支え合い、共によりよい社会を作っていくため、この費用を広く公平に分かち合うことが必要です。

財務省ホームページ

とある。
では、太陽光発電(とくにメガソーラー)とは、「公的サービスを運営するための費用」に資するものなのだろうか。むしろ、本来の運営を阻害する要因にしか思えない。
自前で充分まかなえる電気よりも、どこの誰が発電しているかはっきりしない太陽光事業者から優先的に、しかもべらぼうに高い単価で購入することが、電力会社には義務づけられている。その際生じる差額分を再エネ賦課金の名目で国民が払うわけだが、なぜなのか合理的な説明は為されないままだ。
電力会社も国の方針だから、仕方なく従っているだけだ。安くて24時間安定した電気が供給可能なのに、誰が好き好んで、高価で不安定極まりない業者などから買うものか。
推理小説であれば、誰がその「犯罪」に対して利害関係を持っているか、究明していく場面だろう。

ぼろ儲けしてしている連中の存在なくして、こんな無茶が続くはずがない。
一部の、しかも日本以外の国の既得権益のためだけに、今後も太陽光発電の開発促進が「希望ある社会を次世代に引き継ぐ」ことになど、繋がるはずがない。
だとするならこの一点のみとっても、既存の政府に任せていては、国が亡ぶのではないかと危惧される。

僕がいる静岡県は、日照時間の長さで全国屈指の場所である。
太陽光の発電能力は日照時間に比例するから、日本で一番ソーラー発電に適した県となる。

静岡ジン🍥 @szgmt

添付データは10年分で、これを1日に換算すると、第2位の磐田市の平均が約6,5時間/日となる。ここには日の出・日の入りといったあまり発電に貢献しない時間帯も含まれるから、ある程度発電可能な時間に限れば、実質的に4時間強になるだろう。
逆に最も日照時間の短い場所は青森県酸ヶ湯すかゆで、1069.4時間/年だから1日換算で2,9時間/日。実質2時間にも満たない成績になる。

太陽光発電のエネルギー効率がいかに低いか、よくわかる。
もっとも良いところで1日のうちの6分の1強、最低で1日の12分の1しか、発電可能な時間がないわけである。
お日様がなければ発電効率は極端に落ちるか、ゼロに近い。ここまで無駄の多い仕組みを、山を丸裸にして保水力を著しく弱めたり、絶滅危惧種の生息する釧路平原に設置する理由がどこにあるのか。もはや深い闇というより、明らかな政治的癒着の構造が、露わになってきている。

重税にあえぐ国民からさらに金をむしり取り、先人たちが長きにわたりまもってきた神聖な地にメガソーラーが次々敷設ふせつされていく、この悲惨な現状。
さすがに日本の神様の怒りに触れ、大魔神が目覚める日も近いんじゃなかろうか。

イラスト hanami|ω・)و



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