水の都

今ほどでは有りませんが、40年前のベニスも混みあっていました。
友人は冬の静かなベニスが好きで、良く新年明けに出掛けました。一番の目的は、美術館や教会巡りです。

贅沢な人で、滞在するホテルにも喧しい~グリッテイ・パレスやダニエリなど、超一流のホテルも空いていましたがー

「今度は珍しいホテルだよ!」何やら嬉しげに、私に告げました。
さて今回は列車でベニス入り。サンタマリア駅から、水上タクシーで運河を行きます。

着いたのは運河に面したヨーロッパ&レジーナホテル。しかも運河側最上階の部屋。夏場はアラブの王族が、押さえているとか…

ベランダからの眺めは素晴らしく・・
ところが寒いのです。行き交うゴンドラを見るのに、一々コート着用でした。

レストランもティルームも、それらしい豪華な服装・アクセサリーの人々。
私もいつもより、上等な着物姿。
友人のジャケットに負けない、絹の輝き!

少し袂は邪魔でしたが、海産物の美味しい食事です。偶然会ったトリノ在住、貴族仲間と盛り上がりました。
寒さを除けば、満点の水の都でした。