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茶道具百話 木地

「先生この棗、どうも柄が合いませんがー」水屋から、声が聞こえました。

(いいから、そのまま持ち出して)
点前を始めた弟子に(木地の棗は、身と蓋の柄がずれて良いの!一木から削り出すから、身の立ち上がり・蓋を被せる部分・だけ、ずれますよ)

良く桐や桑の棗でも、柄合わせに悩む人が。画像の品は「黒檀」です。
自慢の品ですが「黒檀と言えば、家具仏壇しか知りませんでした」
こう言われ、少しガッカリ。
全くウチの弟子はね~