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俳句

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愚作、名作、駄作、どれでしょうか?
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記事一覧

俳句 太平洋

「白南風は 灯台を越え 島を過ぎ」 眩しい程の晴天。 風は私の心まで、動かして 行きました。

俳句 色

「カーネーション 白のみ飾り はや九年」 もう母が亡くなり9年。 白いカーネーションだけでは…

俳句 野原

「萬葉の 雲雀の声は 変わらぬか」 久し振りに、あげ雲雀の 声を聞きました。 かの万葉集に吟…

俳句 御寺

「万緑や 渡り廊下の 僧侶達」 ある大きな寺院。 緑の中の渡り廊下を、 若い僧侶が行き来しま…

俳句 根津美術館

「薄暑なら ゆっくり歩く 茶室まで」 東京青山の根津美術館。 広いお庭の中に、茶室が 点在。…

俳句 空を

「夏燕 今年も同じ 家に来て」 毎年燕が巣を作るお宅。 色々工夫され、猫・蛇を 防いでいます…

俳句 雨の火曜日

「連休の 後の五月は 平凡に」 長い休みが、終わりました。 久々の通勤通学、しかも雨。 気持ちはさぞかし重い筈です。 でも爽やかな好天よりは、 気持ちに相応しい?

俳句 夏

「若者は 夏の全てが 好きと言う」 暑さや汗に悩まされる 季節です。それでも若い 人は、夏が…

俳句 節句

「幟立て 見事な竹を 切り出して」 私が幼い頃、五月になると 祖父が裏庭の竹を切って。 鯉幟…

俳句 又従兄弟

「電話より すっかり夏と 声聞こえ」 遠方の親類と話したら、 早くも夏だと力強い声が。 今日…

俳句 匂う垣根に

「卯の花は 月の出ぬ夜も 美しく」 夜に見る卯の花は、 白い塊に見えます。 不気味な美しさが…

俳句 茶庭

「若楓 伸びて茶室の 軒先へ」 一斉に木々の若芽が 伸びて来ました。 緑の中で、深呼吸を し…

俳句 ついに

「空も地も ふわりと軽き 五月来る」 五月と聞いただけで、 胸が弾みます。 緑も花も沢山あり…

俳句 お別れ

「夏近し 心を高く はばたかせ」 実際には、真夏日もある 四月。俳句では、明日からが 夏です。 心を空へ解き放ちましょう!