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「ただ座る 方丈広し 薄暑の日」 座っていたら、額を汗が流れます。まだ終了迄、時間がありそ…
「夏足袋を 履き出稽古へ 大路小路」 お謡いの師は、きちんと 夏足袋をお召しです。 碁盤の目…
「遥かにも 遠い帆に告ぐ この別れ」 恋をなくして、海へ来ました。 沖の白い帆が、キラリと …
「夏富士の 裾に真珠の 湖ウミ幾つ」 富士山の周りに、真珠の 首飾りの様に湖が有ります。
「鮮やかな 思い出ばかり 夏の日は」 子供時代を振り返ると~ 何もかも原色で、浮かんで 来ま…
「夏帽子 意味の分からぬ 英字あり」 帽子に甚だ怪しい英字が! 意味不明ですが、構わず被る …
「水際に 漣の揺れ 早苗揺れ」 郊外の友人宅へ。 途中見事な、水田を 見ました。
「艫綱トモヅナを 揺らす青嵐 この岬」 思いがけない強風。色々な物を、 揺らして過ぎて行き…
「帯選び 扇も選ぶ 茶会の日」 さて今日は、お招きがありー 暑く成りそうなので、どの単物に …
「細長き イタリア縦断 麦の秋」 へなちょこガイドをしていた時。 お客様に従い、ローマから …
「しぎ焼きや 奈良のみ寺の 供御の膳」 しぎ焼きは、茄子に油を塗り焙った料理。供御とは元来…
「時鳥 聞こえて山の 深さかな」 山道を行くと、鳥の声が。 その後静まり返り、山の 深さを感…
「一口に 緑と言えぬ 森深し」 改めてミドリに、沢山の違う色を 認識しました。その色の重な…
「日盛りの 参拝道の 静けさよ」 暑さのせいでしょうか? お参りする方も少なく、 静かでひんやりして…