マガジンのカバー画像

俳句

227
愚作、名作、駄作、どれでしょうか?
運営しているクリエイター

記事一覧

俳句 座禅会

「ただ座る 方丈広し 薄暑の日」 座っていたら、額を汗が流れます。まだ終了迄、時間がありそ…

俳句 師

「夏足袋を 履き出稽古へ 大路小路」 お謡いの師は、きちんと 夏足袋をお召しです。 碁盤の目…

俳句 失恋

「遥かにも 遠い帆に告ぐ この別れ」 恋をなくして、海へ来ました。 沖の白い帆が、キラリと …

俳句 富士五湖

「夏富士の 裾に真珠の 湖ウミ幾つ」 富士山の周りに、真珠の 首飾りの様に湖が有ります。

俳句 少年時代

「鮮やかな 思い出ばかり 夏の日は」 子供時代を振り返ると~ 何もかも原色で、浮かんで 来ま…

俳句 老人

「夏帽子 意味の分からぬ 英字あり」 帽子に甚だ怪しい英字が! 意味不明ですが、構わず被る …

俳句 一面

「水際に 漣の揺れ 早苗揺れ」 郊外の友人宅へ。 途中見事な、水田を 見ました。

俳句 望雲

「艫綱トモヅナを 揺らす青嵐 この岬」 思いがけない強風。色々な物を、 揺らして過ぎて行き…

俳句 真夏日

「帯選び 扇も選ぶ 茶会の日」 さて今日は、お招きがありー 暑く成りそうなので、どの単物に …

俳句 思い出の

「細長き イタリア縦断 麦の秋」 へなちょこガイドをしていた時。 お客様に従い、ローマから …

俳句 古寺

「しぎ焼きや 奈良のみ寺の 供御の膳」 しぎ焼きは、茄子に油を塗り焙った料理。供御とは元来…

俳句 一声

「時鳥 聞こえて山の 深さかな」 山道を行くと、鳥の声が。 その後静まり返り、山の 深さを感…

俳句 山々

「一口に 緑と言えぬ 森深し」 改めてミドリに、沢山の違う色を 認識しました。その色の重な…

俳句 お参り

「日盛りの 参拝道の 静けさよ」 暑さのせいでしょうか? お参りする方も少なく、 静かでひんやりして…