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2024/6/7発売の強化拡張パック「ナイトワンダラー」のカードリストを見て気になったカード

※以下の評価は、主にエクストラ視点から見て行いました
参考:強化拡張パック「ナイトワンダラー」のカードリスト

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ポケモンカードゲーム公式ホームページ

ポケモン
フクスロー 1進化ポケモンなので、だんけつのつばさデッキに入れると
しても大体の場合は、トラッシュに送ってだんけつのつばさのダメージを
増やす役割を果たすに留まるでしょう。
しかし、リザードンex(悪)のような草弱点のポケモンを相手にする場合を想定するなら、アタッカーとして使うために、進化元としてモクロー
(今回出たものでOK)やメタモン(プリズムスター)を必要に応じて採用
してもいいでしょう。
(無色1エネでだんけつのつばさを撃てるのも、評価点の1つとなる
でしょう)

サマヨール 初めて見た時は「特性のカースドボムで相手のポケモン1匹にダメカンを5個乗せられるのはいいんだけど、1進化だから立てるのが
それなりに面倒な上に、特性を使ったらきぜつしてしまうのがな…」と
思っていました。
しかし、YouTubeの動画で「ひとだましんか」ヨマワルの特性を使えば
先攻1ターン目から立てられることの強さを知ってからは「特性を使ったらきぜつしてしまうとはいえ、先攻1ターン目からダメカンを5個乗せられるのはかなりヤバいんじゃ…」と思いました。
(進化前共々「がまんのかべ」ソーナンスに特性を無効化されない超タイプだというのも、タチの悪さに拍車をかけてそうです)
テツノブジンexが出たと同時にエクストラで回収ネットを禁止にした公式が、このシナジーを野放しにするとは思えないので、ナイトワンダラー発売と同時に「ひとだましんか」ヨマワルがエクストラで禁止になるでしょう。
(個人的には「ひとだましんか」ヨマワルと「カースドボム」サマヨールやヨノワールの併用を禁止にして、「ひとだましんか」ヨマワルはこれまで
通り使えるようにしてほしいところですが…)

イイネイヌex 後述のモモワロウexの「しはいのくさり」で自身をどくに
した後、後述のくさりもちと手貼り・ダークパッチ・後述のアンズの秘技の組み合わせなどで用意できる3エネをつけて「クレイジーチェーン」を
撃たせれば、素の状態であればダイオウドウex&イルカマンex以外の
1進化exのほか、すべてのポケモンVSTARやTAG TEAMを一撃で倒せる
300ダメージを与えることができます。
しかし、それを実現するための要求がやや多い点や、(自傷ダメージが
200とかなり大きいものの)3エネつけるだけで相手を確定できぜつさせる
くるいえぐるが使えるトドロクツキexほど、使いやすくない点は気になる
ところでした。

キチキギスex 既に同じ効果の特性を持つ上に、超タイプなので
「がまんのかべ」ソーナンスに特性を無効化されないオドリドリGXが存在
する点がかなり気になります。
しかし、ムゲンダイナVMAXデッキのような悪タイプであることに意味が
あるデッキなら、こちらが優先して採用されるでしょう。
(一番気になるのは、現エクストラ環境ではオドリドリGXをほとんど
見かけない
ことですが…)

モモワロウex 特性の「しはいのくさり」で自分のベンチの悪ポケモンを
バトルポケモンと入れ替えられるものの、新しく出したバトルポケモンが
どくになってしまうのは普通に考えたらデメリットと言えるでしょう。
しかし「とおせんぼ」カビゴン&Ωバリアレジロックによるロックへの
完全な対策札となれる他、どくになるデメリットを後述のくさりもちの
トリガーにできる点はかなり評価できます。
その他、お互いのサイドが残り2枚の時に手貼り&ダークパッチでの
2エネで撃てる「イライラバースト」を、グズマなどで相手のベンチから
引きずり出したクロバットVなどに当てればそのまま勝てるので、終盤の
アタッカーとして使える点も評価できます。
なので、悪タイプのポケモンをメインアタッカーとして使うデッキには、
最低でも1枚は入れたいカードだと言えるでしょう。
(ただし「うらこうさく」ジメレオン&インテレオンの特性でトレーナーズをサーチできる、裏工作リザードンには入らないか)

オノノクス 初見では「うまくアックスダウンが決まれば強いだろう」と
しか思ってませんでしたが、YouTubeの動画のコメントを見て「長いこと
使ってなかったせいか、レジドラゴVSTARの存在を忘れてたわ…」と
思いました。
現在では、ミラーやルギアVSTARデッキのような特殊エネルギーありきの
デッキ対策として、レジドラゴVSTARデッキに1枚は入るだろうと
思っています。
(レジドラゴVSTARのりゅうむそうからのコピー先として、
「みようみまね」ウソッキーや「まねっこ」ミミッキュと併用するのも
ありかもしれません)
6/1の大会に出た後の会話内で、素のテツノイバラex・ウガツホムラex・
コライドンex(古代)・トドロクツキex・テツノカイナexあたりを
ちょうど一撃で倒せる上に、トラッシュする山札の枚数が3枚と多すぎないりゅうのはどうもそれなりに評価されていました。

キュレム 特性を抜きにしても、ルギアVSTARのアッセンブルスターからのアーケオスのプライマルターボによって供給されたダブルドラゴン
エネルギー×2&手貼りや、レジドラゴVSTARのりゅうむそうによって撃てる「トライフロスト」によって、裏工作リザードンのヒトカゲ・メッソン・
ジメレオンを一掃してサイドを一気に3枚取れる可能性があります。
なので、ドラゴンルギアやレジドラゴVSTARデッキを組むなら1枚は入れて
いいでしょう。

サポート&グッズ
デンジャラス光線 相手のバトルポケモンをやけどにすることによって
火力を20点増やすことができるので、「ひとだましんか」ヨマワルが禁止
された
ならファストレイド1キルデッキに採用を検討しても良さそうです。
(もし禁止されなかったら、いのちのしずくが優先されそうなので
入らないか)

夜のタンカ ポケモンを回収するだけなら山札に3枚戻すこともできる
レスキュータンカを、基本エネルギーを戻すだけなら回収枚数が多いエネルギー回収や炎の結晶あたりを採用した方がいいので、採用するならポケモンと基本エネルギーの両方を戻せる点で差別化を図りたいところです。

くさりもち つけたポケモンがどくになっていれば与えるダメージを40点も増やしてくれる(しかも相手を選ばない)ので、使うなら「もうどくふんじん」アラブルタケや前述のモモワロウexや後述のアンズの秘技のような、自分のバトルポケモンをどくにするカードとの併用は必須と言えるでしょう。
(初見ではおまつりおんどデッキとのシナジーに期待してましたが、
特殊状態を無効化するお祭り会場との相性が最悪なのですぐに立ち消えに
なりました)

アクロマの執念 グズマ&ハラと比べたら、手札コストなしでスタジアムとエネルギーをサーチできる点は評価できます。
しかし、タッグコールに対応していない上にポケモンのどうぐをサーチ
できないほか、前述のキュレムの「アンチプラズマ」のトリガーになって
しまう
点は無視できない欠点と言えるでしょう。

アンズの秘技 自分の悪ポケモン2匹までに山札から基本悪エネルギーを
1枚ずつつけられる上に、それがバトルポケモンだったらどくにする
おかげで前述のくさりもちとのシナジーも期待できます。
なので、これを入れるならくさりもちも併用したいところです。
(別に併用しなくても問題ありませんが、併用した方が強く使えるのは
間違いないでしょう)

クセロシキのたくらみ 「相手が自身の手札を、3枚になるようにトラッシュする」という効果を見て「ムサシとコジロウですら禁止になっている
エクストラ環境に、こんな物を放り込んで大丈夫なのか?」と思いました。
(とはいえ、既に相手の手札を全て下に送った後に4枚引かせるマリィが
存在する上に、相手の手札が4枚以下だと弱いので大丈夫なのかも)

スタジアム
ニュートラルセンター フィールドブロアーやスタジアムの張り替えなどで一度撤去されたら再利用できないものの、存在するだけでお互いの
非ルールポケモン全員が相手のポケモンex・Vからのワザのダメージを
受けなくなる
という、かなり強力な効果を有します。
なので「1ターン持てば良し、2ターン以上持てば最高」だと思って、
非ルールポケモンが主体のだんけつのつばさデッキあたりに入れるのは
ありだと思います。

夜のアカデミー 1ターンに1回だけ自分の手札を1枚山札の上に戻せる
ので、アルセウスフォンや「パントマイム」バリヤードで
ジラーチ(プリズムスター)を、ピーピーマックスのための
基本雷エネルギーを仕込んだりするほか、ゼイユやデデンネGXの
デデチェンジで捨てたくないカードを退避させたりできます。
しかし、ポケモンの特性なのでベンチを圧迫する上に、サイレントラボや「ダストオキシン」ダストダスなどで無効化されてしまうとはいえ、
既に「さるぢえ」ヤレユータンが存在するのがだいぶ気になりました。

この中で買う気になったのは
・モクロー&フクスロー(だんけつのつばさデッキを組むなら前者を2枚、後者を4枚)
・サマヨール(ファストレイド1キルデッキ用に4枚)
・イイネイヌex(専用のデッキ用に4枚)
・キチキギスex(悪タイプであることに意味があるデッキ用に2枚)
・モモワロウex(悪デッキ用に2枚)
・オノノクス(レジドラゴVSTARデッキ用に1~2枚)
・キュレム(ドラゴンルギアやレジドラゴVSTARデッキ用に1~2枚)
・デンジャラス光線(ファストレイド1キルデッキ用に1枚)
・夜のタンカ(ポケモンと基本エネルギーの両方を戻したくなったら
2~3枚)
・くさりもち(専用のデッキ用に4枚)
・アンズの秘技(悪デッキ用に2~3枚)
・クセロシキのたくらみ(コントロールデッキ用に2枚)
・ニュートラルセンター(非ルールポケモンが主体のデッキに1枚)
・夜のアカデミー(山札のトップを操作したいデッキ用に3~4枚)
あたりですね。

今回のパックもサマヨール・モモワロウex・オノノクス・キュレム・くさりもち・アンズの秘技・クセロシキのたくらみ・ニュートラルセンターなどといった、強いカードが豊富に入った当たりパックだと言えそうです。
(ともっこさまやモモワロウが主役を飾るだけあって、悪タイプのポケモンが64枚中13枚も入っていたのは特筆に値するかも)

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