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イクサラン:失われし洞窟の評価の反省(白~緑)

※この日記は主にモダン・レガシーの環境を想定しています 
過去にした評価: 

多色以降と統率者の評価の反省はこちら

※以下の記事のデッキ一覧と関係ないカードの「誤算」判定はしません  
参考:今後使う予定のデッキの一覧について書いた記事

白 
不屈の解体者 モダン・レガシー共に採用レシピ数は1桁止まりでしたが、ヴィンテージでは
・相手のMox Sapphireを始めとした5種類のMoxなどのマナアーティ
ファクトをタップ状態で戦場に出させることによって減速させられる
・白マナと自身の生け贄で5種類のMox、魔力の墓所、虚空の杯といった
0マナのアーティファクトを一掃できる
以上の2点がけっこう評価されたようです。
そのためか、イニシアチブストンピィの90%弱のレシピに2~4枚採用されたほか、少数ながらボルトキーや青白コントロールあたりのサイドに1~2枚
採用されていたのも確認できました。
(ヴィンテージでの全体的な採用率は11.2%ほどと、かなりのものでした)

内なる空の管理人 起動型能力を使うためにアンタップ状態のアーティ
ファクトやクリーチャー3つをタップするのは難しいと思っていたため、
初見では全く評価してませんでした。
しかし、クリーチャーが横に並びやすいデッキなら起動型能力を比較的
使いやすい点がごく一部で評価されたようです。
そのためか、実際にはモダン全体の0.17%ほどを占めるボロス召集の6割
ほどのレシピに、4枚積まれるなどしていたのが確認できました。
一方のレガシーでは、採用実績はありませんでした。
(モダンでの全体的な採用率は、0.17%ほどでした)

失せろ 前半の大誤算その1
初見ではクリーチャー・エンチャント・プレインズウォーカーに触れる
2マナのインスタントであるものの、それのコントローラーに地図トークンを2つ与えてしまう点をかなり気にしていたため、全く評価していません
でした。
しかし、地図トークンの特性上相手がノンクリーチャーまたはクリーチャーが少ないデッキを使っているなら、デメリットが小さくなると思われたようです。
そのためか、モダンでは不屈の独創力デッキの1/6ほど、マイナー寄りな
ホワイトサンドの2/3ほどのレシピのサイド(稀にメインから)に1~2枚
採用されるなどしていたのが確認できました。
一方のレガシーではさすがに採用率は低かったものの、ダークデプスや
イニシアチブストンピィのごく一部のレシピのサイドに1~2枚採用される
などしていたのは確認できました。
(モダンでの全体的な採用率は1.53%ほど、レガシーでの全体的な採用率は0.26%ほどでした)

青 
ティシャーナの潮縛り 前半最大の誤算
初見ではもみ消しを内蔵している3マナ3/2瞬速のマーフォークである点を
見て「もみ消しを内蔵しているのはいいんだけど、これのために3マナを構え続けるのはちょっと…」と思っていたので、全く評価してませんでした。
しかし、クロックパーミッションなら比較的3マナ構えやすい上に、
一つの指輪・虚空の杯・各種プレインズウォーカーの能力を打ち消せた
なら、自身が残り続ける限りそれらを置物にしてしまえる点もかなり評価
されたようです。
そのためか、モダンではマーフォークデッキに必須カードとして4枚
積まれたほか、カスケードクラッシュの87%ほどのレシピに2~4枚、レン
アンドオムナスの43%ほどのレシピに1~3枚、カウンターモンキーの19%
ほどのレシピに1~2枚採用されるなどしていたのが確認できました。
ウィザードでもあるので、アノールの焔を強化してくれるのも評価された一因か)
もみ消しが存在するレガシーではモダンよりは採用率は大幅に低下したものの、8-Castの8%ほどのレシピに1~3枚、カスケードクラッシュの7%ほどのレシピに2~3枚、こちらではマイナーなマーフォークデッキの75%ほどの
レシピに3~4枚されるなどしていたのが確認できました。
(レガシーでの全体的な採用率は1.01%ほどだった一方、モダンでの
全体的な採用率は16.9%ほどと極めて高かったです)
これが出る前と出た後でモダンのマーフォークデッキのレシピを比較して
みたところ、銀エラの達人がこれに入れ替わっていた感じがしました。

反転された氷山 前半の誤算その1
初見では2マナ払って出せればとりあえず1ドロー&1枚切削でき、マナが
余った段階で6マナ払いつつ墓地のミシュラのガラクタなどのアーティ
ファクトを追放して作製すれば6/6のゴーレムを出せる点をそれなりに評価していました。
しかし、これを入れる枠がなかった上に6という作製コストが重すぎたためか、モダン・レガシー共に採用実績はありませんでした。

最初の平等者、アカル・パカル 初見では全く評価してませんでしたが、
アーティファクトを出したターンの終わりにアドバンテージを稼げる能力がごく一部で評価されたようです。
そのためか、レガシー全体の0.1%ほどを占めるテゼレッターの3/4ほどの
レシピに、1~2枚採用されるなどしていたのが確認できました。
一方のモダンでは、採用実績は全くといっていいほどありませんでした。
(レガシーでの全体的な採用率は、0.16%ほどでした)

深根の巡礼 前半の大誤算その2
初見では単体では何もしないことが気になっていたため、
全く評価してませんでした。
しかし、マナコストが2と軽めな上に、自分のマーフォークが攻撃するなどしてタップするたびに呪禁持ちの1/1マーフォークを生成してくれる点が
マーフォーク使いに評価されたようです。
そのためか、モダンではマーフォークデッキの4割ほどのレシピに3~4枚
採用されていたのが確認できました。
(これが採用されているレシピを見てみたところ、広がりゆく海がこれに
入れ替わっていた感じがしました)
一方のレガシーでは、2023年のうちは全体の0.29%ほどを占める
マーフォークデッキに4枚積まれたこともあったものの、なぜか2024年に
なってからは採用実績がなくなってしまいました。
(モダンでの全体的な採用率は1.53%ほど、レガシーでの全体的な採用率は0.26%ほどでした)

黒 
タリアンの日誌 前半の誤算その2
初見では「変身させるためにのべ4マナと手札全捨てが要求されるものの、変身させてしまえばタップするだけで墓地からクリーチャー呪文を唱え
られる」点を見て、枠さえ空けばモダンの黒赤想起・ヨーグモス医院・
トライバルズーあたりに1~2枚採用してもいいだろうと思っていました。
しかし、枠がなかった上に手札全捨てというコスト自体がとても重かった
ためか、実際にはモダンで上記の3デッキに採用された実績はなく、
採用レシピ数も1桁止まりでした。

分派の説教者 初見では全く評価してませんでしたが、暗黒の儀式が存在
するレガシーでは1ターン目に出せるかもしれない点に加え、
・稲妻に耐えるタフネス4を有する上に、接死のおかげで飛行を持たない
大型クリーチャーとの相討ちを取りやすい
・攻撃した際に自分の方がライフが多ければ1点のライフを失いつつ1ドローをしてアドバンテージを稼げ、相手の方が多ければ絆魂を持つ1/1を生成
して攻撃に備えられ、同点ならその両方の効果を得られる
以上の2点が評価されたためか、黒単の9%ほどのレシピに3~4枚採用されるなどしていたのが確認できました。
一方のモダンでは、採用実績はほとんどありませんでした。
(レガシーでの全体的な採用率は、0.25%ほどでした)

税血の刃 初見ではほぼソーサリータイミングでしか使えないリリアナの
勝利である点を気にしていたため、全く評価してませんでした。
しかし、アーティファクトなので大いなる創造者、カーンでサーチできる点が評価されたためか、モダンの黒単の14%ほどのレシピに創造カーンからのサーチ先としてサイドに1枚差しされていたのが確認できました。
一方のレガシーでは、採用実績はほとんどありませんでした。
(モダンでの全体的な採用率は、0.45%ほどでした)

苦々しい勝利 前半の大誤算その3
初見ではクリーチャーやプレインズウォーカーに触れる2マナの
インスタントであるものの、カード1枚を捨てるか3点のライフを支払う
追加コストをかなり気にしていたため、全く評価してませんでした。
しかし、実際にはモダンの不屈の独創力デッキの1/9ほど(苦々しい再開&頑強が入ったタイプ)のレシピに1枚差しされたほか、ライフを支払う点に注目されたためか青黒死の影の52%ほどのレシピに1~2枚採用されるなど
していたのが確認できました。
一方のレガシーでは、リアニではない黒単の5%ほどや、黒単リアニの
1/12ほどのレシピに1~2枚採用されるなどしていたのが確認できました。
(モダンでの全体的な採用率は1.29%ほど、レガシーでの全体的な採用率は0.34%ほどでした)

鍾乳石の追跡者 前半の大誤算その4
初見では1ターン目に落魄した状態で出せれば1マナ2/2威迫として使える点には注目していたものの、強化のペースが悠長で、除去が行える起動型能力のコストが自身の生け贄&3マナと重い上にある程度強化されてないと強く使えない点が気になっていたため、モダンやレガシーで通用するとは
思ってませんでした。
しかし、1回でも落魄できれば2/2威迫&起動型能力でタフネス1を除去
できるというスペックが、1マナのクリーチャーとしてはそれなりに評価
されたようです。
そのためか、モダンではアスモフードの2割ほどのレシピや、青が入らないタイプの死の影デッキの半分以上のレシピに4枚積まれるなどしていたのが確認できました。
一方のレガシーでは、貴重な1マナの戦力としてか黒単の33%ほど、
青黒Delverの36%ほど、グリクシスジャンクの23%ほどのレシピに4枚
積まれたほか、墓地対策を無視できるためかごく一部ながらリアニメイト
デッキに入っていたのも確認できました。
(モダンでの全体的な採用率は0.73%ほどだった一方、
レガシーでの全体的な採用率は2.96%ほどとかなりのものでした)

赤 
嘶くカルノサウルス 前半の大誤算その5
初見では戦場に出た時に発見5を行えるとはいえ、起動型能力の方が3マナ
払って本体以外に3点と言うのは力不足だと思っていたので、全く評価してませんでした。
しかし、モダンでは起動型能力で厄介なシステムクリーチャーを焼ける
「6マナの」クリーチャーである点が一部で評価されたためか、
アミュレットタイタンの4%ほどのレシピのサイドに1~2枚採用された
ほか、かなりマイナーな計算された爆発デッキの65%ほどのレシピに4枚
積まれるなどしていたのが確認できました。
一方のレガシーでは発見5によって創造の技を踏み倒すことができ、
起動型能力で厄介なシステムクリーチャーを焼ける7/6トランプル持ちだという点が評価されたためか、ギャラクシーカスケードの83%ほどのレシピに3~4枚採用されるなどしていたのが確認できました。
(モダンでの全体的な採用率は0.58%ほど、レガシーでの全体的な採用率は1.32%ほどでした)

地質鑑定士 モダン・レガシーでの採用実績は全くといっていいほど
ありませんでしたが、パイオニアでは2023/12/4に禁止されるまでの間、
全体の6.2%ほどを占めていた発見コンボデッキに基本パーツとして
4枚積まれていたのが確認できました。
(パイオニアで禁止になったのは、最速で3ターンキルできるから
だそうです)

太陽の執事長、インティ 前半の大誤算その6
初見では2ターン目に出せたとしても、他に攻撃できるクリーチャーが
いなければ能力を発揮できるのが3ターン目以降になる上に、稲妻で
あっさり焼かれる
のが気になっていたため全く評価してませんでした。
しかし、能力を発揮できればルーター能力で疑似的な手札交換ができる上に、横にいるかもしれないタルモや縄張り持ちのカヴーあたりにトランプルをつけて戦闘ダメージを与えやすくしつつ、手札破壊に耐性をつけてくれる点がかなり評価されたようです。
そのためか、モダンでは楕円競走の無謀者を捨てればほぼノーコストで
アドバンテージを取れる、アスモフードの8割ほどのレシピに4枚、
ギルドパクトの力戦のおかげで大幅に強化された、トライバルズーの5%
ほどのレシピに1~2枚採用されるなどしていたのが確認できました。
一方のレガシーではさすがに採用率が低かったものの、赤単プリズンや
カスケードクラッシュのごく一部に1~3枚採用されたほか、超マイナー
ながら伝説のクリーチャーが多く入ったタイプの赤白ビートダウンに
3枚採用されるなどしていたのは確認できました。
(レガシーでの全体的な採用率は0.23%ほどだった一方、
モダンでの全体的な採用率は1.98%ほどとなかなかのものでした)

熱心な略奪者、ブリーチェス 初見では他の海賊がいなければそこまで強いとは思えなかったので、全く評価してませんでした。
実際には、モダンでは全くといっていいほど採用実績がなかったのでほぼ
当たってました。
しかし、レガシーでは金属モックスや古えの墳墓の力を借りて2ターン目に素出ししたり、上流階級のゴブリン、マクサスの能力で踏み倒したりできるためか、ゴブリンデッキの9%ほどのレシピに1~2枚採用されるなどしていたのが確認できました。
(レガシーでの全体的な採用率は、0.61%ほどでした)

鉄面提督のトンネル掘削機 初見では「3マナ払って出せればアドバン
テージで損しない手札交換ができ、3ターン落魄して裏返すことができれば発見Xでアドバンテージを得続けられる土地になれる」点をわりと評価していました。
しかし、同マナ域に鏡割りの寓話が存在するためか、モダン・レガシー共に採用実績はありませんでした。

緑 
名もなき都市の歩哨 前半の誤算その3
初見では3マナ3/4警戒という戦闘能力に加え、戦場に出るか攻撃するたびに地図トークンを生成できる「マーフォーク」である点を見て、緑をタッチ
したマーフォークに1~2枚は入るかもしれないと評価していました。
しかし、マーフォークデッキの2~3マナ圏は3マナのティシャーナの潮縛りが加入したせいで銀エラの達人の採用率が大きく下がってしまったほどの激戦区だった上に、という点もネックだったと思われてしまったようです。
そのためか、実際にはモダンでの採用実績はなかったほか、レガシーでも
採用レシピ数が1桁に留まってしまいました。

好戦的な槌頭 前半の大誤算その7
初見では3マナ6/6と高いマナレシオを有する一方、トランプルを持たない
のでチャンプブロックに弱く、他の恐竜をコントロールしていなければ
麻痺のせいで2ターンに1回しか殴れない点をかなり気にしていました。
しかし、最初の攻撃では6点与えられる上に墓地対策の影響を受けず、
基本森が1枚でも存在すれば血染めの月を置かれていても大丈夫という点を考慮して、トライバルズーやカスケードクラッシュを組むなら採用して
みたい1枚だと評価しました。
実際には妨害さえ受けなければ、トライバルズーならそれぞれ2マナ5/5+α、2マナ5/3トランプル、2マナ4/4飛行+α(強)としても使える可能性が高い、縄張り持ちのカヴー・ニショーバの喧嘩屋・ドラコの末裔といった強力なライバルを押しのけることができず、カスケードクラッシュに入れるにしてもティシャーナの潮縛りの妨害能力や濁浪の執政&衝撃の足音の爆発力には勝てなかったためか、モダン・レガシー共に採用実績はありませんでした。

暴走暴君、ガルタ 裂け目の突破や御霊の復讐で1体だけ踏み倒すなら引き裂かれし永劫、エムラクールや偉大なる統一者、アトラクサを使った方が強いためか、モダンでの採用実績は全くといっていいほどありませんでした。
一方のレガシーでも採用率は高くなかったものの、大型クリーチャーが
それなりに入っている黒単リアニの13%ほどや、黒赤リアニのごく一部の
レシピに1枚差しされるなどしていたのは確認できました。
(なお、青黒リアニやスニークショーには全くといっていいほど
採用されなかったもよう)
レガシーでの全体的な採用率は、0.37%ほどでした。

洞窟探検 初見の時点でモダンのアミュレットタイタンなら「1マナ重い
代わりに、精力の護符の能力までついた探検」と評価したほか「人によっては4枚積まれる可能性がありそう」とまで思ってましたが、やや重い3マナというコストや一つの指輪の存在もあってか、4枚積まれたのは最初期の頃のわずかなレシピだけでした。
しかし、探検&若干弱めの精力の護符を持つ3マナエンチャントというのは、モダンのアミュレットタイタンの66%ほどのレシピに1~2枚は採用
されるレベルのパワーカードだと評価されたみたいでした。
一方のレガシーでは、緑ポストの13%ほどのレシピに2~3枚採用されていたのが確認できました。
(レガシーでの全体的な採用率は0.12%ほどだった一方、
モダンでの全体的な採用率は4.42%ほどとかなり高かったです)

陥没穴の偵察 前半の誤算その4
初見では1マナのマーフォークとはいえ、緑かつ出した時に探検を行うだけなのは地味だと思っていたため、全く評価してませんでした。
しかし、探検によって土地がめくれたら手札を増やせ、それ以外がめくれたら2/2になりつつライブラリー操作もできるためか、実際にはモダンの
マーフォークの11%ほどのレシピ(青緑タイプ)に4枚積まれていたのが
確認できました。

本来は前半の終わりにもコメントを書く予定なんですが、これがMTGを
離れる前に行った最後の評価の反省になるので、ここでは書かないことに
決めました。

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