とにかく明るい安村イギリス席捲

とにかく明るい安村は明らかな一発屋で私もはじめて見たときはものすごいインパクトがあったが、何回も見ているうちに私は飽きてしまった。おそらく、世間からも同じような評価を受けていただろう

しかしながら、先日、イギリスの国民的なオーディション番組であるBGTに出演したところ、観客がスタンディングオベーションを行うほど大ウケして、あろうことか決勝進出まではたしてしまった

現在は、YouTubeの再生回数が記録的になっているほか、他のヨーロッパ各国のバラエティ番組からの出演オファーが絶えないと聞く

ビジネスにおいても同様の現象が見られる。
ある市場において飽きられてしまった商品でも投入する市場を変えてみれば大うけする可能性があるということだ。
公認会計士として私はそうした現象をたくさん見てきた。
広く世間で認知されているような事例でいえば、本国で飽きられてしまったロックミュージシャンが日本に頻繁にツアーにきて稼いでいくという事象が一時期良く見られたがまさにこうしたことだ。

ただし、それには大事な前提があってそもそもの商品力がしっかりしているということだ。
安村の芸は、ある意味完成している。だから、ウケるのだ。
しかし、それは見方を変えるともはや発展性がないともいえる。

ちなみに、あるイギリス人がツイッターでこんなことをつぶやいていた。
本質をついていたので紹介すると、「結局どれも同じポーズですぐ飽きた」
私も同感である。一発屋だったのもうなづける訳である。

だからこそ、どんどん市場を変えて投入していくということが大事なのだ。
幸いなことに安村の芸は言葉に頼らないグローバル仕様の芸だった。
グローバル仕様であるということが、異なる市場への投入が容易であるという点で2つ目の成功要因であったのかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?