会計士は補助金申請でも役に立つ

クライアントの補助金申請のお手伝いをしているメーカーの営業担当の方がいました。補助金は申請すれば必ずもらえるものではなく、一定の審査のもとに優れたビジネスプランを申請してきた方から優先的に割り当てられるものなのですが、彼がお手伝いする案件はなかなか採択されずにいました。

友人の紹介で補助金申請の実績がある私のところに彼は相談に来まして、一緒に申請書づくりに取り組むことになりました。最初は数値計画や補助金の経理に関することのお手伝いをするはずだったのですが、公認会計士として数々のビジネスを見てきた経験を生かして、広く世間から応援されやすいビジネスプランを設計すれば採択されやすいことを教えてあげたところ、その案件は無事採択されたばかりではなく、その後の申請案件も連続して採択されるようになりました。

コロナ禍で多額の補助金が支給されるようになったこともあり、彼はこの追い風にのって補助金申請をどんどん通していると聞いています。先日、その方と3年ぶりにお会いしたのですが、その方がおしゃっていたのが小手先のテクニックは巷にはあふれているものの、補助金の審査側の目線にたったアドバイスをくれたのは私の他にいなかったそうです。
公認会計士の守備範囲は会計のことだけではないと改めて気づかされた一件でした。



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