外国人技能実習生の活用について考えてみた

外国人技能実習生は安く雇えて、少子化時代で不足する労働力を補うものとして高い期待がよせられていた
建設業界においてもしかりであろう
特に人材確保が難しい地方ではその傾向は強かったはずだ

しかし、日本の給与水準が上がっていかない状況に加えて昨今の円安もあり、外国人が好んで実習先として日本を選ぶ状況ではなくなってきている
さらに、実習期間が最大5年間ということも、特に技能習得に時間を要する職務につかせられず長期的な戦力として見込めないという弊害も顕在化してきている

現在実習期間を最大10年間に引き延ばすことを政府は検討しているという話がある。10年でもまだまだ短いぐらいかもしれないが、変わることにより戦力として期待できる度合いが高まることは確かだ

私は、建設会社に対して利益改善の手法を会計的な観点から提案することを生業としている。利益改善の骨子はいかに正確な工事の見積を行い、適切に顧客に対して価格転嫁できるかに尽きるが、正確な見積の前提は優れた技術を持った職人の存在である

業界全体が高齢化している中で、若い世代に技術を継承していくことは個々の企業にとって生き残りのために必要不可欠だ。今後の制度改正で、外国人技能実習生が切り札になる可能性がある

今後の動向については引き続き注視していく必要があるだろう。当ブログでも最新情報を発信していきたい

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