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2022.8.21 私の症状

こんにちは!
毎日暑い日が続いていますね。私は汗っかきで暑さにめっぽう弱いので、夏は苦手です。早く秋になって涼しくなってほしいと願う毎日です笑。

前回の最後に記した通り、今回は私の精神疾患の症状について書いていきたいと思います。
始めに、私の精神疾患の診断名は「社交不安障害」というものです。
これは他者から注目されるような社会的場面において、異常な不安に襲われ、その強い不安から息苦しさや多量の発汗、身体の震えなどが生じるといったものです。以前は「社会不安障害」と呼ばれていたようです。

一口に社交不安障害と言っても人によって症状は異なりますが、私の症状としては主に2つあり、それは聴覚過敏からくるものと、視線恐怖です。

まず、聴覚過敏からくるものに関してですが、たとえ家族であっても他者と居る時、私は聴覚が過敏になり、他者が発する音と自分が発するの両方が気になって仕方なくなってしまいます。
中でも息遣いが特に気になってしまいます。他者の息遣いを聞くと怒りのような感情が湧いたり、お腹が痛くなったりします。
また、自分の息遣いが他者に聞かれないように意識的に息を止めてしまい、他者と居る時はずっと呼吸が浅く、呼吸をするだけでくたくたになってしまいます。
皆さんも試しに音が出ないように意識して呼吸をやってみてください。
それを一時間も二時間も続けていたら息苦しくてどっと疲労感を感じると思います。
私は人と居る時にその状態がずっと続いていると思って頂けたら良いです。
音以外のものに集中しようと思っても一度気になったら意識を逸らすことはかなり困難です。本当に苦しい時はその場からそっと離れるか、イヤホンをして音楽を聴いて雑音が耳に入ってこないようにするか、あるいは寝ます(寝ようとしても気になって大抵寝られないことが多いですが笑)。

次に視線恐怖に関してです。視線恐怖には他者視線恐怖と自己視線恐怖があり、私はその両方に悩まされています。
他者視線恐怖は他者から見られているという思い込みが強く、他者に見られるような場面が苦痛でたまらないといったものです。
一方で、自己視線恐怖は自分の視界に他者を入れることに対して抵抗があり、申し訳なく思うといったものです。

私の場合、他者視線恐怖に関するものでは、例えばレジに立っている時に後ろに並んでいる人に見られているのではないかという不安がつきまとい、足が震え、貧乏ゆすりをしていると思われて不快な印象を与えてしまうことを避けなければならないという考えに繋がって、余計に足が震えてしまうという症状があります。
この症状はレジで並んでいる時だけでなく、横断歩道で待っている時なんかもそうです。

自己視線恐怖に関するものでは、例えば大学で講義を受けている時に黒板を見ている私の視界に他者が入ると、その人が全く知らない人であろうとその人の動きが気になって意識がそっちにいってしまい、そのことが本人に気付かれることを恐れて黒板の方を見られなくなってしまいます。
こんな症状を抱えていると、講義に集中することが難しく、講義の半分でも集中して聴くことができれば御の字といったところです。
他の症状もですが、この症状は結構辛くて、個人的には他者視線恐怖よりも負担に感じます。

ここまで私の症状を長々と書いてきましたが、読んでくださった皆さんは一つでも共感できるものがあったでしょうか?
他者視線恐怖は日常生活に支障を来さない程度の軽いものなら経験があるという方もいらっしゃるかもしれませんが、自己視線恐怖や自分の息遣いを聞かれないように意識的に息を止めてしまうというのは、なかなか理解できない方が多いのではないかと思います。
こうした症状は経験した者にしか分からない辛さがあるのかもしれませんが、こうした症状に悩んでいる人がいるということを知って頂けるだけでも私は嬉しく思います。
また、こうした症状を相談された時には、自分には経験が無いから理解できないと突き放すのではなく、心療内科等の受診を検討するなど親身に寄り添ってくださると、私たち精神疾患に悩む者はそれだけで心が少し軽くなります。
まだまだ精神科や心療内科受診の敷居が高い日本では、心の病気を他者に相談することはとても勇気が要ることであり、この記事を読んでくださった皆さんには、もし相談を受けた際にはその勇気を決して無下にしないでほしいです。

今回は書きたいことが多くてかなり長くなってしましいましたが、最後まで目を通して下さってありがとうございました。
それでは、また。


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