DIDリゾルバについて
こんにちは!Recept代表の中瀬です。
本日はDIDリゾルバについて
一言で言うと
DIDリゾルバはDIDメソッドに従って、DIDからDIDドキュメントを取得する関数のことです。
仕様についてはW3Cのウェブサイトを見ると書いてあり、こちらを見ると引数や戻り値が決まった抽象メソッドが定義されているのがわかります。
https://www.w3.org/TR/did-core/#resolution
なぜ、DIDリゾルバが必要かというと、DIDメソッドがたくさんあるからです。
色んな仕様のDIDが存在するため、異なる仕様を跨いでVCの検証などを行う場合に、正常に動作するようにしないといけないのです。
DIDリゾルバ関数がとる引数
引数には、DIDとオプションをとります。
とりうるオプションについてはいかに記載があります。
https://www.w3.org/TR/did-spec-registries/#did-resolution-options
DIDリゾルバの種類
resolve関数
resolve関数はDIDドキュメントを返します。
これはJSON(W3Cのドキュメントではマップ)の形をしています。
resolveRepresentation関数
こちらはDIDドキュメントのバイトストリームを返します。
resolveRepresentation関数の場合は、いくつかのフォーマットで戻り値を得ることができるようです。
まとめ
DIDリゾルバはDIDからDIDドキュメントを得るための関数。
これは基本的にはDIDメソッド(レジストリ)によって異なるものです。
OSSによって実装されることで実装が透明化したりして、リゾルバ自体であったり検証プロセス自体に対する信頼性を向上する工夫が行われております。
https://dev.uniresolver.io/
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