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BNMC2023 川口リリアホール

12月17日、行ってきました川口リリアホール。
今期は、東京オペラシティ、サントリーホール、川口リリアホールの3日間の開催。私は、オペラシティと川口リリアの公演に行きました。

BNMCの愉快な仲間たちが度々「5年目の開催」と口にしていましたが、確かに今期のBNMCはまさに集大成!感無量の内容でした~。

川口では、女性キャストに唯月ふうかさんが登場。前方に男性が横一列に座っていらしたので、これはもしや、ふうかちゃんのファンクラブの方々?多くが女性客のBNMCですが、これまた新鮮な光景で、たくさんの方に観ていただけて私まで嬉しくなりました。

こちらは、当日のセトリです。

12/15の回を休まれた加藤和樹さんが復帰。早速、冒頭の挨拶から、和樹さんは、マサさんからアカペラ(どうやら成り行きで15日はアカペラ合戦となった模様…)を無茶振りされ、病み上がりからの「闇が広がる」をマイク無しで熱唱。そこに愉快な仲間たち(万里生くん、マサさん、あっきー)が乗っかるというワチャワチャからスタート。キャストもお客さんも勝手知ったる間柄。歌にトークに最初から期待を裏切らない展開です。

そして歌は勿論すべて素敵だけど特に印象に残った曲をいくつか。未だ興奮が冷めやらぬため感想も話し言葉が混じってますがガンガン書かせて下さい!

「Waving Through a Window」は何度聞いてもアガる!あっきーの立体音響が歌の開放感を倍増させてくれるし、今回、特に和樹さんの緩急つけた歌い方が良かった。和樹さんは、どの曲も感情込めて、膝を曲げたり、動きにキレがあってカッコイイ。

もう少し詳しく和樹さんの感想を。「時が来た」「あの日の私」作品は共に見てはいませんが、和樹さんの深みのある低音と渋い雰囲気が楽曲とピッタリでした。BNMC1年目、ミューコン初登場したときの黒のタキシード姿の初々しさ、「小学1年生感」(みんなから揶揄されてた)がもう遠い昔ってくらい頼もしい存在。

そうそう、万里生くんとのMCで、来年ふたりとも40歳になるねって話になって、あっきーとマサさんはすでに40代だから僕らも彼らの方向性を目指してゆく?的なことを万里生くんが尋ねたら、「参考にしておきます。」って上手くかわす和樹さん。会場からは、だよね的なクスクスがこぼれたけど、役柄(闇落ちキャラ多めと言ってましたが)も人柄も、「あきマサ」とは異なる地に足着いた安定感と包容力。これこそが和樹さんの魅力だと私は思っています。

万里生くんは、2部では、名古屋城、金閣寺、バッキンガム宮殿と皆から拝まれる金ピカジャケットに着替えて登場。公演中、俄然元気だしボケツッコミも満載で陽120%でした。貴公子然とした振る舞いでサラッとツッコミ入れちゃうのが万里生くんの強みで全く嫌味にならないから不思議。マサさんとの「貴族VS労働者」は何度も繰り広げられているけど、もはや二人の鉄板ネタになっているくらい。貴族の役が来ない、小池先生に呼ばれないもんねーなんてペチャクチャ話していて、しまいには次の曲順の和樹さんが袖から出てきてトークを止めに入る始末…。面白すぎて歌無しのトークショーが開催されたとしてもゼッタイ行く。

なお、万里生くんの「星よ」はさすが声楽科出身だけあってとにかく美しい歌声。どんな歌でも気品が漂うから凄い。万里生くんは一体何を身に纏いこの上品さを醸し出すのだろうか…。MCで今年はフランス旅行へ出かけたと話していたっけ…。こうしてフランス文化に触れるあたりから万里生くんのナチュラルな気品は醸成されるのでしょうね!

また、川口リリアでの女性キャストは唯月ふうかちゃん。オープニングの挨拶でも、この濃ゆい面々のワチャワチャに引くことなく「お兄さん達」と呼んでくれて終始楽しんでいる姿がとてもチャーミングでした。あっきーとの「愛していればわかり合える」万里生くんとの「輝く未来」は、歌声が可愛らしくプリンセス感たっぷり。万里生くんと並ぶとまさに王子様とお姫様でした。また、赤色やキラキラがたくさん散りばめられたドレスがとってもお似合いでした。「On My Own」は実際、エポニーヌを演じられており、まるで物語に入り込んだように情感たっぷりに歌い上げられていて素敵でした。

最後に、あきマサコンビを。あきかずのモンスターインクのマイクとサリーの寸劇付(あっきー、堪えきれず笑いがもれる)「君がいないと」もふたりならではで良いのですが、あきマサの絶対的バディに一択の私は「ヤツの中へ」がコレぞって感じで良かった。かなり古いけど、歌を聴きながら私の目には往年の狩人が蘇り、この組み合わせホントに最高過ぎる、とひとりウキウキしちゃった。でも、このあとの、かずまりコンビによる「誓いなさい」のスーパーダンダリタイムも良かったなぁ。かずまりが
並んでいる絵面が最強で。もう甲乙付け難いとはこのことでした。

この日は、MCでマサさんが「なんかお前、今日当たり強くないかー?」とあっきーにしきりに言っていたけど、あっきーは最終日に全員が揃ったことの嬉しさ、安堵感が一緒くたになってマサさんにぶつけていたのだろうと勝手に推測しちゃいました。気心通じているマサさんのこと、当然わかってるはず。

マサさん、あっきーの感想はいつもたくさん書いているので今回はこのくらいに…。あと、忘れちゃいけないのがカテコであっきーのアイデアによるサプライズのマサさんへのハッピーバースデーの歌の贈り物。仲間たちとオケの皆さんとで交わされるステージ上のヒソヒソの伝言と、マサさんの「俺も仲間に入れろよっ!」が、ホントにガキ大将でかわいかった。(あっきーのインスタで公演後にマサさんへプレゼントを渡しているところがあがっていて仲良しが駄々漏れでしたー)

とにかく、BNMCも5年目を迎え、指揮の井村さん、コーラス山野さん含め、ファミリー感が素敵だし、すっかり定点のような位置づけになっているような気がしました。楽曲も日本未公演の曲や出演作に留まらない幅広い選曲で、BNMCは常に進化しているし、これからも目が離せない、そんな希望と期待に満ちた思いをたくさん抱かせてもらいました。本当に素敵であたたかいコンサートで、これからも様々な方を迎えて毎年、開催してほしいと心から願っています。

さて、今から来年のBNMC2024が待ち遠しい。書き倒した勢いで勝手にリクエストも。次回は是非、ミュージカルCROSS ROADより「血の契約」を万里生くんとデュエットで聴きたい!!これを聴いたら私、間違いなく昇天する!!リピーターもたくさんいると思うので、ファンのリクエストとか企画してくれたら良いなあ、って思いました。





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