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脳腫瘍の愛猫との1年間のお話 11

かかりつけ医に猫専門病院でMRI検査を強く勧められたことを伝えた。
これは後になって知ったのだが、人間と違って猫がMRI検査を受ける場合、麻酔をかける必要があるため高齢猫などは受けられないケースもあるという。また、麻酔は動物の身体に多少なりとも負担をかけるため人間のように簡単に受けられる検査ではないのだ。あとは費用面での問題。

かかりつけ医はこれらの点を危惧していた。また、最新のべべの動画はその先生には見せていなかったため、いわゆる「神経症状」がどの程度のものか把握しきれていなかったということもある。

まずは私達夫婦がかかりつけ医のもとに出向き、最新のべべの状態を伝え、MRI検査を受けるかどうかを決め、そののち紹介状を出してもらうという算段となった。とりあえず、膠着状態だった事態が動いたことに私は少しほっとしていた。

しかし、その後べべはより元気を無くし、丸1日辛そうに横になるという状態になってしまったのだ。
”べべが横になったまま動かない。” 主人にメールした。
”もうそのまますぐに高度医療センターに行かないとダメなんじゃないか。”
こんなやり取りをしたように記憶している。


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