2023年1月18日(水)コロナの中でのこども食堂の役割りとは?NHK取材もお受けになる添田大智氏🌹 GRアワー ゲストを深掘り共和国🌎グローバル共和国 61
ゲスト:添田大智さん、モデレーター:加藤まみさん、サブモデレーター:Yoshie Sakagamiさん、松田映子さん、議事録:沼尻淑子 MAX76/120人
【現在の活動について】
子ども食堂は事務局の立場から助成金、寄付金を集めたり、企業に子ども食堂の活動アピールをしている。
東京都立大、大学院に進み6年間勉強した。専攻は経営工学、理系出身。大学在籍中に障害者福祉、施設役員、団体法人運営にも携わった。福祉に関われればと子ども支援に関わっている。自分が福祉に関わったことで母は民生委員になった。地域に目を向けて子ども食堂が必要となった。大成建設株式会社勤務、
エンジニアリングもしている。製薬工場や食品工場を世界に建てている部署で設計に携わっている。
【福祉運営において必要なこと】
福祉においては良いことをするためにもプロジェクト設計が必要。段取り、スケジュール、問題抽出が大事。ゼネコンの経験が活きている。福祉施設に入社当初はエクセル、ワード入力でカルテ整理をした。障害施設事業申請をしたり茨城県職員と対等に話した。認可をもらったり、助成金をとりに行った。福祉に関わるきっかけは中高の親友のお母さんが経営されている所のお手伝いで入った。母が民生委員だったため、地域のお困りごと、悩みを聞くことが多かった。母は料理を作ることが得意だったので、子ども食堂を始めた。NPO法人ありきで任意団体でスタート、2016年11月に立ち上げた。「良いことをしているからこれくらいでいいだろう」では回っていかない。良いことをしているのであれば良いことだと胸を張って言えるようにしっかり明確に伝えられる形を作っていく必要がある。自分たちだけで活動をしようとしないで地域の団体と手を取り合って協力してやっていく。横の繋がりを作っていくことが大事。福祉事業を始めると自分の家から持ち出す人が多い。そして自分の家が苦しくなるからやめてしまう。継続するためには助成金や寄付金をもらい継続性のある団体になることが必要。そういう目でやってくれる政治家がいれば変わってくると思う。みんなでやる空気づくりが必要。子ども食堂、学習支援、お手伝いはするよという人は多い。頭を使ってまとめるリーダーが少ない。リーダーを育成する仕組み、育てる空気が必要。賃金を超えるやりがいも必要。福祉に関しては1円も貰わずにやっていて仕事にしているわけではない。それ以上のやりがい、人との繋がりがある。そういう人がこれからのリーダー核に必要。日本の子どもに目を向けることができてない。10年20年50年先を見据えている。動ける人間から動いていく。
【現場の現状について】
見守り支援事業でオムツの宅配事業をしている。対価で得る力は個人で得ていかないならない。国や県に働きかけてお金をもらうことも出来る。ボランティアスタッフが1人1人生きる力を持った上で、プラスしてボランティア活動していく。食べられない家やオムツも替えられない家が沢山ある。コロナ禍で仕事がなくなってしまったお母さんなど子どもが生まれたてでも誰も頼れない人もいる。コロナは災害。動くしかない。「こういう物があります」とプッシュで出していかなければならない。今後はプル、ニーズあるものに支援をしていく。個別に家庭に繋がりを持つこと。例えばランドセルや学校用品を提供することが必要。具体的に支援で一番嬉しいのは現金の寄付。子ども食堂の見極めはNPO法人化された団体、話が聞ける団体で理念やビジョンを語れる団体は信用がおける。
【伝えたいメッセージ】
コロナ禍において子ども食堂の認知度が高まった。子どもたちが現場で今も苦しんでいる。待ったなしの状況。何が出来るかな?ではなくて、身近な活動に参加、団体を立ち上げるなど行動に移すことが大事。手を動かす、体を動かしていく。今の状況では子どもたちが大人になった時に日本全体が回らなくなる。覚悟を持ってやっていかないとならない。
【質問タイム】
すみえさん:民生委員3年間やっている。民生委員のシステムを信用していない。毎月訪問を継続していたらある方から「信用できるので緊急連絡先を教えます」3年にして言われた。自分が線引きをしないことが大事。相手側の成長や嬉しいことが想像を超えて返ってくることがある。お金では換算出来ない貴重な体験。
映子さん:自分から出来ることをやっていく、行動することが大事だと感じました。
沼尻淑子:友達が子ども食堂をやっている。現場は大変だと聞いている。出来ることからやっていきたい。
Yukiko Nanaumiさん:子ども食堂“NPO法人らいおんはーと“を江戸川区で知り合いがやっている。民生委員をやっていた。地域の状況を見ながら駄菓子屋さんをやり始めた。ご指導をして頂けたらありがたい。
Yoshie Sakagamiさん:添田さんは実際に行動して川口市でやられている。グローバル共和国を活用して欲しい。
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