1年前の卒業設計を思い出して
建築学生の集大成である卒業設計。
大学生活で学んだこと、そこで培われた学びや思想を一つの作品として創作する。
当時から教授たちは口を揃えて「一生の作品になるから」そう仰っていた。その時私はあまり真にその言葉を受け止めていなかったが、この時期になると1年前に思いを馳せる自分がいたことに気づく。後輩たちの作品を見て、感心したり、自分はこうだったなと思い出して、どこか感傷的な気持ちになった。
私の卒業設計は納得いくものではなかったと思う。簡単に言えば評価を得られなかった側の人間