呼吸器内科(23) 診察

今日は、祝日ですが診察日です。

会社を休まずに診察できるラッキーデーなのに、病院行きたくない病が…。
ノロノロしていると、予約時間ギリギリ。
慌てて、荷物をまとめて家を出ます。

(あ…。Tシャツ、忘れた…)

電車の中で、レントゲン撮影時に着るTシャツを忘れたことに気付きました。
T大病院では使い捨ての紙Tシャツを貰えますが、毎回貰うのは申し訳ないので、Tシャツを持参するようにしてるのですが…。
なんだろう。
今日は、ツイてない日なのかも。

いつもより、予約人数が1000人以上少ない!
ここまで少ないのは、珍しいかも。

午前中だからか、採血室には、技師さんが思ったより沢山いました。
待つことなく、すぐに採血開始です。

「今日は、少ないですね」
「患者さんが診察日をズラしたり、先生も予約を減らしたりするから、少ないんですよ」

(私、すすんで祝日に診察希望してた。
 呼内先生、迷惑だったのかな。すみません)

レントゲン室で、Tシャツを忘れたと謝罪すると、快く紙Tシャツをくれました。
次回は気を付けます…。

検査(採血・画像)がある日は、食事抜きで来院するようにしています。
なので、検査後、パンやお菓子を食べることもあります。
今日は、診察後すぐにランチだから珈琲だけのつもりが、つい、サンドウィッチを…。
後で、このことを後悔することになるとは…。

空いてるのか、予約時間より少し早めに呼び出し機が鳴りました。
中待合室に移動します。
が、なかなか呼ばれません。

この場合、患者側が想定するのは

  1. 前の患者さんの電子カルテや書類の記載

  2. 急変した患者さんの対応

  3. 私の検査結果が悪かった

この3つくらいです。
午前中は初診の患者さんもいらっしゃるし、今回は血液検査だけだから「③ではないはず。①かな?」と、のんびりと待っていました。

が…
なんと「③ 血液検査の結果が悪かった」でした。

今まで、γーGTPの数値は基準値内だったのに。
いきなりの3桁! ドドーン!! 260!
こんな数値、見たことない。
え…? ええ~?!
      前回     今回
γーGTP   12          →       260
ALP       86         →       218
ALT     10         →         27

結石やポリープのある胆嚢のせいか。
アレセンサの副作用か。

腹痛はありましたが、胃が痛いのかと思ってました…。
胆石の痛みは、尋常じゃないというし。
背中や肩が痛むことはないし。
嘔吐は、脳腫瘍のせいかな?と思ってました。
(先日の嘔吐は、あまりにも勢いが良かったので)

急遽、消化器内科の先生に相談してくださるとのことで、廊下で待機します。

待ってる間、過去の行動を振り返ります。

1ケ月前の血内診察時は、基準値内でした。
ということは、血内診察後から今日までの間で、何か肝臓の数値が上がりそうなこと…。

昨日、掃除していたとき、塩素系漂白剤をいっぱい呼気吸引してしまった自覚はあります。

3日前に立食パーティーで、白ワイン1口飲みました。
(味覚障害なのか、白ワインがものすごく苦く感じたこともあり1口でギブ)
でも、飲酒はその時だけで、それ以前もそれ以降も飲んでないし。

糠漬け作りを再開したので、ここ1ケ月、なるべく毎日食べるようにしてました。糠漬けのせい?

パンやお菓子の食べ過ぎ…?
最近、毎晩、アイスクリームを食べてました。そのせい?

あとは…なんだ???
今までと違ったこと、何かあった??

1月の人間ドックで、胆嚢虚脱とは言われてたけど。
でも、今までもずっと数値は基準値内だった。
胆嚢虚脱は関係ない?

アタマの中、ぐちゃぐちゃです。


再度、診察室に呼ばれました。

「エコー撮りましょう。ご飯、食べてきました?」
「た…食べました」
「何時に?」
「10時30です。下で…サンドウィッチを…」
「……。とりあえず、撮りましょう」

すみません!!
エコー撮るって分かってたら、食べなかったー!
私のバカー!

予約でいっぱいだったようですが、急遽、ねじ込んでいただき、予約の合間に撮影していただけることに。

「14時にエコーのところへ。午後も私はいますから」
「すみません……」

なんとも想定外の展開。
でも、先生にとっても想定外でしょうから、午後の診察に影響でますよね。
重ね重ねすみません…。

検査まで、2時間以上あります。
今日は、「がん患者相談センター」を覗くつもりで来院していたので、とりあえず、相談センターへ。

相談センターには、病気毎の冊子がありました。
「肺がん」「リンパ腫」「薬物療法の副作用」の冊子を貰いました。

私以外に患者さんがいなかったので、この病院の緩和ケアについてお話を聞いてみることに。
T大病院は治療する術がなくなったら、近隣の病院にリリースされるようなので。
では、看取らない緩和ケアって何をするの?と思い。

よく、末期になり緩和ケアを希望しても、治療中から通ってないと、受け入れてもらえないと耳にします。

だったら、最初から緩和ケア(痛みのコントロールから看取りまでやってくれる)のある病院に、早めに転院した方がいいのかな?

それなら、その病院近くに引っ越しした方がいいのかな?

と思って、最近、緩和ケア病院について調べていました。

T大病院は、その時がきたら緩和ケアのある病院を紹介はしてくれるそうです。
病院からの紹介だったら、紹介先に断られることなく、すんなりと入れるのでしょうか。

日本の緩和ケアって、ギリギリまで痛みに苦しまされるんですよね?
完全に痛みはとってくれなくて。
最期にやっと、麻薬で眠らせるだけ。
「痛い、早く楽になりたい」と言いながら、亡くなる方が大半ですよね。
それって、緩和ケアと言えるのかな?

緩和ケア医って、自己満足の世界にいるような…
最期に麻薬使って「安らかに亡くなったでしょ?俺様のおかげで」と、思ってそう。(偏見?)

なんか、患者が求める緩和ケアと、医療者が提供する緩和ケアの乖離が甚だしいような…。
治療で苦しんで。
楽にしてもらえると思って頼った緩和ケアでも苦しまされるなんて。

……生き地獄……


エコーの時間まで、まだまだ時間があるので、敷地内の博物館へ。
アンケートに答えると、冊子を貰えました。
迷った結果、法医学の冊子を。
スウェーデンだと、自殺を装った他殺は難しかったりするのかな?
他にも盛りだくさん。面白い!



14時近くになり、腹部エコーの受付へ向かいます。

「予約時間は18時になってますけど、気にせずに待っていてください」とのこと。

気長に待つつもりでいたら、すぐに呼ばれました。

(すみません。ご飯食べちゃって、すみません。すみません)
と、心の中で謝りながら、検査を受けます。

エコー検査も終わり、暫くすると、呼内から呼び出しがありました。
中待合室で待機します。
午後の方が、患者さんが沢山いました。

今日は、午前中も午後も、何度か循内先生をお見掛けしました。
「またいる…。まさかのストーカー??」
と、循内先生が気味悪く思ってなければいいんだけど 笑

エコーの結果を見て、提案された治療方針は3つ。

  1. アレセンサは1週間休薬し、胆嚢の流れ?をよくするお薬を服用

  2. 外科手術で胆嚢をとる

  3. 内視鏡検査で中から直接エコーで詳しく診る(但し見るだけ)

「この大きさの胆石なら、普通は手術でとりますよ。
 胆石発作があるなら、尚更」

痛みで脂汗が出ることもありましたが、アレ…胆石発作だったのか…。
救急車呼ぼうかな?と、頭をよぎるほどの激痛も、何度か経験しましたが、時間が経てば、痛みはとれるし。
のたうち回る痛みでも、何とか耐えられる痛みではあったし。
胃だと思ってたー!!!
だって、みぞおちあたりが痛かったような気がするんですよ?
みぞおちって、胃じゃないの?
あれ??
そもそもみぞおちと思っていたものが、みぞおちじゃないのかな。
なんか、もう分からない…。

病気になったからって、内臓を簡単に切り捨てるのもどうなのかな?
必要な臓器だからあるんじゃないのかな?
不要な臓器だったら、神様、創らないんじゃ…
それに、術後の癒着も気になるし。

内視鏡の時、ついでに胆石だけ吸引出来ないのかな。
それなら是非お願いしたい。
ついでに、子宮筋腫も吸引してくれたら、一石二鳥なんだけど。
無理かな。

えー…そんな急には決断できないし、一先ず、①で。
ウルソデオキシコール酸を処方してくれました。

そして、呼内先生から、またお話があるそうで。

(何? 他にも悪い箇所あったのかな? え…怖い)

不安がよぎります。

でも、先生の口から出てきた言葉は
「異動になり、今月が最後になります」

え…???
異動???
今月まで?!

大学病院なので異動はあるんだろうな、と思ってましたが、異動は4月に行われるのかと。
だから、とりあえず、来年の3月迄は先生に診てもらえると。
でも、なんとなく、呼内先生は定年までこの病院にいてくれるような気がしてました。
油断してました。
やだ…。

本来なら、今日が最後の診察になるところでしたが、血液検査の結果が悪かったので、来週が最後の診察となるようです。

検査結果が悪くて良かった…。
いきなり今日が最後とか言われても、いきなりすぎて、ついていけない。
1週間の猶予がもらえて良かった…。
だから、数値が悪くなったのかな。

一人の先生にこんなに何度も診てもらったのは、呼内先生が初めてでした。
治療開始から今まで、不安になることもあったけど、先生のお顔を見ると、安心することが出来ました。

もし、いつの日か、先生がT大病院に戻ってきたとしても。
その頃、私は生きてないような… 笑
次回が、今生のお別れになるんだろうな。

呼内先生には、告知をさせてしまって。
その上、看取らせたり死亡診断書を書いてもらうのは、悪いなーと思っていました。
異動になったら、呼内先生は、それをしなくてすむだろうから。
良かった。
うん。良かったんだ。

と、自分に言い聞かせます。

でも、あまりにもショックすぎて。
家に帰ってからも、ずっと涙が止まらなくて。
この調子だと、次の診察日まで、ずっと泣いてそう。
先生の前では、絶対泣かないようにしよう。
これ以上、面倒くさい患者と思われるのはイヤだ 笑


支払額(再診/呼内)
 再診料                       80点
 医学管理料    360点
 検査料                    1254点
 画像診断料               210点
 投薬料                        42点
 負担(3割)          5840円

支払額(薬局/7日分)アレセンサなし
 調剤技術料                99点
 薬学管理料                53点
 薬剤料                        91点
 保険内点数    243点
 負担額(3割)         730円


2022年 7月  コロナ感染(ワクチン未接種)
2022年10月 人間ドック
2022年11月 人間ドックの検査結果
       →胃MALTリンパ腫の疑い
2022年12月 大学病院で胃カメラ検査
2023年 1月 胃MALTリンパ腫確定
2023年 2月 PET/CT検査
       →胃以外にも病変の疑いあり
2023年 3月 造影CT検査
       →肺がん・転移の疑いあり
       骨髄検査
       →問題なし
       気管支鏡検査
       脳造影MRI
       →肺癌 ステージⅣ ALK
2023年 4月 超音波エコー・造影CT検査
       →胆石、胆嚢ポリープ、数個
アレセンサ服用開始
2023年 5月 脳造影MRI
       →脳腫瘍(2.1センチ➡︎1.4センチ)
2023年 6月 造影CT
       →原発巣、縮小
2023年 7月 脳造影MRI
       →脳腫瘍(1.4センチ➡︎1センチ)
2023年 9月    造影CT
                    →原発巣、縮小
2023年10月 脳造影MRI
       →脳腫瘍(1センチ➡︎0.6ミリ)
2023年12月 インフルエンザ(予防接種未接種)
2024年  1月     造影CT/造影MRI
       →脳腫瘍大きくなってる??
2024年  2月     胃カメラ
       →腫瘍(2.5ミリ)一年前と変わらず?
2024年  3月     造影MRI
       →脳腫瘍(0.8ミリ)
2024年  4月     造影CT
       →著変なし
2024年  6月 造影MRI
       →脳腫瘍(0.8ミリ➡︎1センチ)
2024年 7月     ガンマナイフ(右側頭葉のみ)
       造影CT
                      →著変なし

いいなと思ったら応援しよう!