会計する時に限って調子が悪くなるPayPayから甜花ちゃんを護りたい
♪君を護るため そのために生まれてきたんだ
あきれるほどに そうさ そばにいてあげる
眠った横顔 震えるこの胸 らいおんハート♪
この世界には、危険が溢れています。
さまざまなシチュエーションで遭遇する、あらゆる危険から甜花ちゃんを護りたいんです。
例えばレジのお会計。
支払いするときに限って読み込みが遅くなるPayPayから甜花ちゃんを護りたい。
さっきまでは普通に読み込めていたのに……。なぜだ……。
見えない力が働いているとしか考えられない。
店員「お支払い方法はいかがなさいますか？」
甜花ちゃん「PayPayでお願いします……！」（ほんのりドヤ顔）
PayPay「……」読み込み中
甜花ちゃん（は、早くして……！）
PayPay「あんまりあせりなさんな」読み込み中
甜花ちゃん（……）
PayPay「……」読み込み中
後ろに並んでる客「……」（無言の圧）
甜花ちゃん「ひぃん……」
悲しすぎる。想像しただけでいたたまれない。
エシディシでなくても「あんまりだ」と言いたくもなる。
このやろう！！
QRコード決済など必要ない！！
なぜなら、俺が代わりにゴールドカードで支払うからな！
＼ワオン／
……さあ！
甜花ちゃん、もう大丈夫だよ。
俺が会計しといたからね！
ひぃん……。