見出し画像

【おすすめ絵本】いのちのはな

春になると色とりどりの花が咲き誇ります。
花は美しいけれど、花が咲くまでには様々なドラマがあるのです。
本日は、チューリップが主人公の絵本を紹介します。

作:のぶみ 出版社:KADOKAWA

いのちのはな

かんたろうは、植木鉢でチューリップの球根を育てることにしますが、次の日から病気で寝込んでしまいます。

水やりをしえもらえないチューリップの球根。
チューリップの球根は、水を求めて必死のおもいで根をのばします。
しかし、その後もチューリップには試練が続くのです。
強い風に植木鉢を倒され、太陽の光が当たらなくなります。
そして、美しいバラには意地悪な言葉を投げかけられて…

試練が訪れる度にくじけそうになるチューリップ。
過酷な環境の中で、せいいっぱい自分の力をだしきって生きようとするチューリップの姿は、人間の人生そのもの。

試行錯誤しながら現状を変えようと頑張ってる人への応援歌のような物語。
最終ページ、物語の着地点には清々しい読後感が残ります。
新しい春をむかえる子どもたちに、勇気を与えてくれる一冊です。

楽しい絵本の時間をお過ごしください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?