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「いい加減にしろ!」とキレた同僚

キャリヤ入社1年足らずで、○千万円の仕事の仕事をやらせてもらったけれど、教えてくれていた人が定年退職されるやら、指導社員が他プロジェクトでサポートもできず、最悪な状況だった。

本当に仕事のやり方がわからず困っていたが、なんと説明したらいいだろう?!プロジェクトなのに手探りで仕事をしていた。

もちろん予定表はあるし、やることリストもしっかりあるんだけれど、なんとなく惰性で仕事を進めていた。

工事を予定していても、業者が完了してくれない。だからずるずると工程が引き延ばされてしまう。これを業者の責任にしていた。そもそも工程を組むときに、「工事ボリュームを考えて、工事期間はこれくらいで終わるから⭕️⭕️万円になります。」のような見積もりの判断もできずに、ひとまず、
仕様書を発行して、もっとも安いメーカーへ発注してもらい、工事を依頼する。工期、金額が妥当かどうかを判定できる参照データーベースもない、本当にひどい状況であった。

同僚とたびたび横浜から製造工場へ行ったが、同僚のような電気担当はそもそも所属人数も少なくて、他の分野のユニット(課)の仕事を複数受け持っていたのであった。そんな状況も知らずに、私の専属電気屋だと思い込んで、何度も同僚を、工事現場に巻き込んでいた。

ところが、ある時点で、同僚がキレた!

「いい加減にしろ!」

と!?

「はぁ?いい加減にしろとは何だ!お前こそいい加減にしろ!」

という無駄な時間が過ぎた。殴り合いにはならなかったけれど
いったい彼は、私の何に腹を立てたのか・・・・

細かい記憶はないけれど、同僚の都合を考えずに、次々と遅延予定を決めてしまい同僚の首を締めていたのだ。

仕事はぼろぼろ、プレイベートは3拠点での生活でガタガタ。もう何もかもが嫌になった。

「もう消えていなくなりたい」

そんな悲しい気持ちだけが残った。

本拠地に戻っても良いことはなかった。
同僚が状況を上司に報告したんであろう。

上司からの指導が入った。
どんな小さなことも毎回報告するよう義務付けられた。
報告したら、「こうすればいいじゃない!」とヒントを
くれたが、やることが増えて、どんどん苦しくなってきた。
いつまでたったも仕事が終わらなかった。

もう本当に

「消えていなくなりたい」


さて、

「いい加減にしろ!」

といった同僚は数年後私の上司になった。

そのことを笑い話で話すと、「やめてください!」と照れて話そうと
しなかった。

あのとき

「いい加減にしろ!

」と言われて、めちゃくちゃに腹が立ち
ぶん殴りたい気持ちになった。

でも、その裏には、「

俺だって、何とかしたいんだけれど、できなんだ。
だから助けてよ」

という言えない気持ちがあったような気がする。

片や同僚は、

「もっと率先してやらなければ、プロジェクトはうまくいかないよ!
だから逃げずにがんばれ」


といいたかったのかもしれない。

どっちにしても、

肯定的な意図

があるのだ。

そのことが理解できるようになると

人間関係がグッと楽になる

そして、私に対して毎回ホウレンソウを求めた上司もそうだ。
意地悪でそんなことをさせるほど上司は暇じゃない。「こいつを
早く何とかして育てなきゃ!」そう言った思いが込められて
いたことでしょう。

もし、似たようなことで悩んでいる人がいたら、ぜひ、
相手(もしくは自分)の発した言葉の、肯定的な意図(プラスの側面)を
想像しなおしてみるといいかもしれません

ぜひお試しくださいね!

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