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女王蜂 2023−2024「十二次元+01」高崎芸術劇場 2024年1月28日(日)

女王蜂のツアーに行ってきた。
女王蜂が高崎芸術劇場に来るのは2回目。
前回の参戦記録はこちら。

https://note.com/lovely_acacia482/n/nb7616b2e267d

4時過ぎに会場到着。
今回驚いたのが、未就学児を連れてきている人がいたことだ。
最前列の席にいた女性が多分ファンクラブに入っているお母さんで、その子供と思しき女の子がイヤーマフをして座っていた。
小さい時から女王蜂の英才教育を受けてきたのね・・・!
爆音は小さいの子の耳には負担だろうから、イヤーマフでそれが和らいで楽しめたのなら何より。
この光景を見た時に、漫画「デトロイト・メタル・シティ」を思い出した。
この漫画の中にも、まだ小さい子を連れてきているお母さんがいたから。
ロビーにも、ベビーカーに子供を乗せた保護者らしきファンが数組いた。
女王蜂の活動歴の長さを考えると、ファンの人生のライフステージも変わって行くことを実感する。
また、車椅子に乗ったファンの方も見かけた。
移動が大変だろうに、女王蜂のライヴが見たい!女王蜂が好き!という原動力が行動力になっている姿に尊敬する。

5時になり開場、座席へ移動する。
私はファンクラブには入っていないけれど、オペラグラスがなくてもバッチリ見える、なかなかいい席!わたしはラッキーなのかもしれない!

前回、同劇場で行われた時も、開演前にながれるBGMが面白かったので、今回も期待していた。
おっ!と思ったのが、“KOJI1200“こと今ちゃん、今田耕司の『ナウ・ロマンティック」だった。なつかしい・・・!

あと、SPITZの「正夢」が流れていて、すごく嬉しくなった。
誰の選曲だったんだろう?

というのは、ちょうど2週間前にSPITZの武道館ライヴへ行き、わたしはすっかり魔法にかかってしまい、すてきな余韻からなかな抜け出せずにいた。
ちゃんと、女王蜂のライヴを楽しめるか?SPITZの感動が上書きされてしまわないか心配だった。しかし、それは杞憂だった。わたしの頭の中で、SPITZと女王蜂とそれぞれフォルダがあって、現在両方の感動がちゃんと格納されているから大丈夫!

開演少し前になって、拍子木が鳴らされ、幕が上がる。
舞台は、「01」のMVとアーティスト写真を合わせたようなイメージ。
玉砂利が敷かれ、舞台中央後方には、藤の木が一本あり、側面と後方の三方に鯨幕が張られていた。多分色は黒と白だったと思うけれども、照明によって紫と白など、色々なパターンに見えたりした。
衣装は「01」のMVと同じ。途中、着替えがあって、アヴちゃんは、キラキラ光る銀色のミニドレスの上に、首元に白いファーがついている、青地に白い花模様が描かれたロングガウンを纏っていた。
アヴちゃんの足、いつ見ても美しい!

アヴちゃんの衣装チェンジはもう一回あった。他のメンバーが一礼して退場してから、「十二次元」のアルバムの紫色と金色の観音様のような衣装で再び現れた。
客席から歓声が上がり、挑むように客席を見つめるアヴちゃん。
そして、やおらヤンキー座りになり、顔をしかめる。
しばらくして、スッと立ってその場を立ち去る。
その際に、鯨幕が突如降ろされ、バックステージがあらわになった。
台車、機材、煌びやかなステージとは対極な現実が目の前に現れる。
この演出にはとても驚いてしまった。
先日の“qbラジオ#13“でアヴちゃんが言ってた「狐につままれたたような」とはこの演出のことなのかと思った。

ラストの演出は、何を意図しているんだろうかと考えた。
夢の時間は終わったよ、目覚めて現実を直視しなさいということなんだろうか?
夢見心地で余韻に浸ってないで、“ハイ“の状態から抜け出して、現実に立ち向かって行けということなんだろうか。
この演出に対する解釈はきっと人それぞれ違うのだろうけど、私はそんな風に考えた。

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