大事な私へ
最近、とてつもなく辛い出来事があった
私にしては辛く悲しいことだ。他人にしてみたら、大したことはないかもしれない。でも、私にとってはたったの一部分が私の全てだった。
一部分が消え去ってから約1ヶ月、苦しかったし、悲しかったし、消えたかった。とにかく、久しぶりにどうしようもなかった。消えたら良かったのに、そんな中でも健気なフリをしていろいろと頑張ってはみた。周りに気付かれないように、自分が悲しみに暮れないように。
でも、結局は虚しいだけ。何をしていても気になるだけで頭がそこから離れない。だってあんなに掛け替えのない存在が、有った関係が無くなり、信じていたのに裏切られ、辛くて自分から離れたのにまだ追い求めてる。そんな気持ちに対して、見て見ぬフリをしながら今日まで生きてきた。
悲しい時はいつもは月に慰められてきたが、最近は新月を過ぎたばかりで私を見てくれる月もいない。いい、もういい。元気にならなくてもいい。悲しいままでいい。そんな状態でも、周りに悟られずに今日まで生きてこられたんだ。頑張ったよ、私。
誰にも話せないことだから、誰にも分かってはもらえない。一緒にいても離れていても、自分が惨めになるだけの関係だった。今となっては過ぎたことだが、私にはきっと大事な時間だったのだ。それだけでもいい、私が分かってあげよう。つまらない相手に惜しみなく使った時間と気持ちを私だけは理解してあげよう。
私だけは私を抱きしめられる。惨めで、バカで、ダメな私のことを全部、まるごと抱きしめられる。私だけは私のことをあきらめたりしない。こんな私が一番好きなのは私だから。
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