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Photo by
noranekopochi
機嫌良く生きる
息子から、いつも通り簡潔なLINE連絡がきた
チョコ届いた、ありがとう、と
もう会えなくなって一年近く
それでも元気に生きているようで安心する
仲の良い友人は、今も毎日、夫の食事を作り
夫の世話を楽しく続けている
私はというと
下の息子が家を出るのを機に
母親業と主婦業を卒業した
今では好きな時に料理したりしなかったり
平日も休日も、鳥たちの世話以外は
全て自分時間である
娘や夫とは、美味しいものは一緒に食べるし
用事はお互いに頼んだりするけれど
必要以上に一緒にいるわけではない
それぞれが、「個」になって、
同じところで暮らしているという感じ
初めは、こんな関係でいいのかと迷いもあったが
今は、自分の機嫌と体調を優先して
贅沢な自分時間を満喫している
スケジュールは自分の都合だけで決めていいし
仕事の調整をするのと同じように、休みの予定は自分都合
こんな自由は、長いこと忘れていた
心細さの残る解放感は
自由である証拠
取り戻した大切な時間を
しっかり味わっていこう
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