見出し画像

かなえるシステム




トラブルや事故の発生が続く

今年から、事業所全体を見始めたので特に目につくのか?とも思うが
どうやらそうでもないらしい

組織が機能していない、と代表は嘆くが
原因がわからない

とにかくみんなを知ろうと思い、研修を始め
面談を始めたが、やはり問題は続いていく

代表の創設からの思いも、仕事にかける熱意もわかるだけに
何が原因なのかをはっきりさせるため
手を変え品を変え、情報収集と分析を進める

アセスメントして仮説を立てて、プランニングするが
やはりそこそこ

次の手を考えていた時に見つけたのが「理念カード」

古参のスタッフは名札に入れて携帯しているが
ここ4、5年採用のスタッフは存在も知らない

昨年きた私も、然り

見ると、毎朝朝礼で復唱している理念だけでなく
行動指針とポリシーまでわかりやすく書いている

まるで、リッツカールトンのクレドのよう

これを活かさない手はない



ということで、

スタッフ全員に理念研修を実施することにした


現場の忙しさは想像以上だが
全員参加のため、3日に分けて、全員が参加する

年に一度義務付けられている倫理研修よりも
立派なノウハウ本を読むよりも
具体的でわかりやすい

何より自分たちの目指すものが
しっかりと書かれている理念である

代表の話をスタッフと一緒に聞きながら
笑ったり感動する研修だったが
新たな疑問が湧いてくる


こんなにわかりやすく
入りやすい理念と行動指針が
なぜ実行できないのか?


内容をしっかり理解できていないから

自分の血肉になるほど、わかっていないから

そして

実行できるシステムが数年前から壊れてしまっていたから




要となる人が抜けたのをきっかけに

組織の歯車が狂い出した

それは、一つの事業所だけでなく、複数の部署にわたり

やがて、組織全体の形が変わるほどの歪みになってしまった



縁あって一員となった今

自分の役割は何かと考える


誰かがいないと壊れるシステムはいらない

あなたがいい、と言われる人の集まる集団ではあっても

生身のその人には限界がある

10年も20年も、同じ場所にいられるはずがない


今必要なのは

機能する仕組み

夢を叶えるシステム

理念を実行できる組織




新たな課題が見えたような気がする

自分いなくなっても機能し続けるシステムを作ること

これが


次の課題




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?