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足元を見てすすむ



夢見るのは、大きな自分
一気に駆け上がって、夢見た場所からまわりを見渡す
そんなイメージを持っていた

現実の自分は
誰よりも歩みが遅くて、慎重で小心者
いつものことながら、亀の歩み

足元は細い細い道なので
ずっと足元を見てすすむ
道の両脇から落ちないように、足を踏み外さないように
慎重に、ゆっくりゆっくり

怖いから、駆け抜けていく方法もあるのだろうけれど
走り抜ける自信はないから
自分ができる精一杯
ゆっくり、足元を確かめながら
踏みしめて行く

時々、誰かが小さなエールを送ってくれる
頑張ってるね
ここが好きだよ
なんていってくれる

ほんの小さな出来事だけど
足元を見ている私には、顔を上げるきっかけになる

ああ、うれしいなあ
まちがってないよね

亀の歩みだし、ゆっくり行くから
いざとなれば、立ち止まるのも
引き返すのも
きっと大丈夫だと思うので

今日も慎重に
一歩ずつ、前に進もう

頭をくしゃくしゃにするほど
撫でてくれる人がいるから
小さな歩みを
見てくれている人がいるから

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