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高齢者の薬



高齢者の服用している薬の量に驚くことが多い

大抵の人が、1日に10個以上の薬を飲んでいたりする



今日は、研修で薬剤師さんに来ていただいた

いつも居宅療養管理でお世話になっている方に

具体的な取り扱いを含めた薬の話を聞くことができた



例えば、湿布は8時間で剥がして良いとか

貼附場所によって吸収率が違うこと

薬指で軟膏の量を測ること

点眼薬は1ヶ月、ものによっては1週間で使い切る方が良いなど


ショックだったのは、クレアチニンクリアランスを

全く知らないで、関わっていたこと

血液検査のデータから腎機能の状態を見る計算式のことである



漠然と、高齢者の薬は成人の半量くらいと言うことは知っていた

具体的な数値により

医師の処方に助言をしている薬剤師さんの仕事を知り、

チームにいてくださる心強さを感じると同時に


実際に自分の担当している方の例で、副作用を示された時に

なんて、怖い、と思ってしまった


もちろんケアマネはマネジメント担当だし

それぞれの専門家を集めてチームを機能させることが役割だが

専門職が具体的に何をしているのかと言うことを知らずに

調整していたのだから

勉強不足である事実を突きつけられた形になった


「これはお医者さんや薬剤師の分野ですから」と慰められたが

実際に担当利用者を守るためには、多岐にわたる広い知識が

ないよりは、ある方が良いに決まっている


今日も実際に、往診医から直接

この薬を飲ませて欲しいとか、こうしといてと言われ、指示を受けた


病院と違って、在宅では

家族を含めたメンバー全てが、直接、医療に関わっているのである


自分らしく生きられる環境、在宅


そこに関わる全てのメンバーは

最低限の知識と観察眼が必須であり

足らずを補うチームワークが欠かせない



慢心してはいけない

自分も、まだまだ、だから



だからこそ

強いチームを育てていこう













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