介護を行う上で、必ずリスクとして存在するのが、介護事故である
介護事故とは、施設内及び職員が同行した外出時、職員が訪問した利用者の自宅等において、利用者の生命・身体等に実害があった、または、実害がある可能性があって観察を要した事案のことを指す
もちろん、最大限の予防をした上で
現場に当たるのはもちろんのことだが
防げない事故が存在するのも確かである
重要なのは、事故が起こった時にどのように対応し、
事故の報告や連絡も含めて
迅速に対応することではないかと思う
利用者さん、家族はもちろんのこと
事故に遭遇した介護職、発見者、職員全てが
負うダメージは大きい
取り返しのつかない命に関わる事例もある
けれど、介護では、必ず、いつか、事故は起こる
命にかかわらなくとも、
事故に近い何千ものヒヤリハットも起こっているのである
その事実をどう捉え、どう考えていくのかが
現場に課せられている
人の命と暮らしを守る現場である介護
事故になると安全義務と管理責任を問われる過酷な現場
手のひらを返す家族や関係者
そんな現場に、誰が人生を賭けようと言うのか
介護は必要とされている仕事である
そこには、事故を予防するための法的縛りがあり
厳しいルールがあり、倫理がある
それでも起こってしまった事故については、原因を分析し
職員を守り、その職務への失意を回復させる支援をする
大丈夫だからと支え、共に考えていく、と伝える
大切な職員を、必ず守る
それは、これからの介護を守ること
全ての事故を防ぐことはできない
だからこそ
仲間を支えて、共に歩めるように支援したい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?