居場所はたくさんあって良い

キックボクシングを始めて今日で2回目。

前回のヘニャヘニャな猫パンチよりは、だいぶ力が乗る感覚が分かるようになってきた。

周りと比べたら全然だけれど、1回目の私と比べたら上出来だ。

こうもなってくると、いよいよ楽しくなってくる。

1回目が終わったときは、まだ楽しい感覚がわからなかった。

それでも先日読んだ日日是好日の主人公典子を思い出すと、案外"始まり"なんてこんなものかもしれないと思っていた。

典子もひょんなことから、いとこと一緒にお茶を始めた。

行きたくないと渋る日も越えて、茶道歴数十年の歴になる。

周りと比べると落ち込む日もあるけれど、そこには自分の居場所があった。

わたしはこのエッセイに、背中を押されたところがあると思う。

居場所は多ければ多い方がいいんだ。

人生は分からない。いつ何が起こるかなんて。

それは皆んな一緒。

不安で悲しくもなるけれど、一人のようで一人じゃない。

同じように心を痛めている人と支え合って、補い合って暮らすために、いろんな人と出会いたい。