何も持っていなくても。
『何かを残さなくても、頑張らなくてもそこに居ていい。』
そう思えなかった時期があった。
子どもの頃。
頑張った先に賞をもらったり、一番になったり、いい成績を収めたときにすごくすごく褒められた経験がある。
それは努力が実を結んだことを、私ごとのように喜んでくれた大人の姿。
だけどいつの日からか、何かを残さないと自分には価値がないという風に入れ替わっていたのかもしれない。
今となってはそんなことつゆも思わないが、割と長い期間そう心を締め付けていた時期があったことを、ふと思い出した。
息してるだけで、人間みんな偉いのよ。
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