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残るのは沈黙

君の思い出で泣いて起きた。無意識に。
今夜、もう一度君に夢を見た。あなたの顔を見たとき、夢で泣き出した。夢をあまり覚えていないけれども、君は限りなく透明なブルーの目が氷のドスのように私の心を貫いた。何も言わずに君は私を眺めていた。私はちょうどあなたの目の前で立っていたんだけど、その口から何も出てしまわなかった。何もない。呼吸も、ため息さえもない。私も、無口だった。何を言うかわからなかったし、君が聴いてくれたいかどうかも知らなかった。

では、この夢は何が覚えられる? 別に、あえなく。ところがなかった、他人もいなかった。時間も、存在しなかったかのようだった。僕ら二人は、この未定義なところで立っていた、お互いに目の前で。そう考えれば、今君は私が嫌われなかったのなら、ロマンティックな感じもあるかもしれないのね。

この夢で、ただ沈黙だけ。私の涙の他には、何もない。そう、君は私の人生に消えてしまった。この心はどうやって癒せるのかなあ。たぶんあなたはもうあきらめたけど、私はまだない。簡単なことではない。君をただまだ忘れられない。君を許したいけど、まだ許せない。いつか、あなた自身の誤りがわかるように願っている。他には何も望まない。そうなれば、君と一緒にもう一度暮らしてみたい。

もしかして、たった今、代替宇宙で僕ら二人は一緒に嬉しく生きているだろう。あの二人せめて、代替宇宙でも幸せでいてほしい。あの二人の秘密は何だろうかなあ。でも、あの二人は私とあなたと同じだろう? たぶん、私は不安障害で悩んでいないし、あなたは他人から悪影響を受けていない。いつか、この世界であの代替二人のようになれるかもしれないね。

ねえ、運命は私達をもう一度結ぶと思うかい? 遠い未来でもいいね。実は、遠い未来だけであなたを許せるようになる。

今、何も望まない。私の余るものは愛。この先、それは消えていく。狂いそうにならないように、その愛とあなたを忘れなくてはいけない。しかし、できないだけではなくて、君のことを忘れたくない。永遠に心の中で幸せな日々の思い出を守りたい。

君は、何を望んでいるの?
君もわからない。結局、バカな私は君をまだ愛しているけど、あなたは?
あなたはどこにいるの? じゃあ、何が欲しいの? どうしてこのように私を殺すことにしたのだろう? 私、果たして君に何をしたの?

沈めてくれて、いいよ。もう怖くない。

残るものは、沈黙。

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