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オジギソウからのネムノキ

オジギソウの花を眺めながら、ネムノキのことを思い出した。同じマメ科ということもあったし、花の色とふわふわした雰囲気が似ていたから。

去年、砧公園でみたネムノキは確かもう少し前の季節だったような…。
もう花の季節は終わってしまったかな。
何しろこの猛暑だ。もうとっくに終わってしまっただろう。

そう思いながら、久しぶりに大きな公園内のネムノキ広場まで足を伸ばした。

久しぶりー!

近づいていくと、、、あ?

花、まだあるー!!嬉!

待っててくれたの?

ほとんどの花が終わっていたが、わずかに残っていてくれた。

よいかほり

低めの位置に残っていた花に顔を近づけると、まだ香りも残っている。
この花の香りをなんと例えたらよいか。
甘くて優しい夢見心地になるような芳しさ。
眠くなるからネムノキなのでは?と思ってしまうが、そうではない。

和名のネムノキは、「眠る木」を意味し、夜になると葉が合わさって閉じて(就眠運動)眠るように見えることに由来する

Wikipedia

葉が閉じて眠る木だからネムノキ。
マメ科のオジギソウと同じように、ネムノキにもやはり運動性があるのだ!
おもしろい〜。

ザ・マメ科らしい果実も
偶数羽状複葉

葉の形状も、かなり大型だがオジギソウとよく似ている。

こちらオジギソウ
ネムノキ

ここには、終わりかけの花のうしろに、まだポンポンみたいな蕾もあった。
こうして観てみると、花も蕾もオジギソウと似ている。
フワフワした雄しべの先に花粉もついている。この中のピンクでない白い2本だけが雌しべなのだそう。ちゃんとあった!

こちらオジギソウ

まるで親子のよう。
大きさはずいぶんと違うが、やっぱり同じ科の仲間なのだなぁ。

我が家の小さなオジギソウと、公園の大きなネムノキが繋がった2024年の夏。

小さすぎて思いつかなかったけれど、次にオジギソウの花が咲いたら、花の香りをかいでみよう。
楽しみー。

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