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スターオブベツレヘムのこと

スターオブベツレヘムのことは知っていた。
曲がりなりにもフラワーレメディの実践家である。肉体や精神の緊張やショックを癒す花とされていて、そのとおりに使ってきたし、提案もしてきた。

この花のことをよく知らなくても、レスキューレメディなら知っていたり、使ったりしたことのある人もいるかもしれない。
緊急時のサポートのために作られたこのレメディの中には、5つの花のエッセンスが使われているが、その一つがスターオブベツレヘムだ。


2022年秋の深まる日、Seeds of Angelicaの高原先生のもと、スターオブベツレヘムを球根から育て観察する学びをスタートした。

土の香りとともに届いたかわいい子たち
観察スケッチ
22.12.1
22.12.5
22.12.12
年末から年始にかけて
葉の中にお花の要素がある
‘23.1.21

土にうめた球根から芽が出て、日々成長していく姿は本当に愛しいものだった。

その都度、写真とスケッチをnoteに記録すればよかったのだが…なんだかんだと月日が過ぎ、結局、写真だけをアルバムにまとめた。
それでも、どうしてもこの愛しい時間を記録しておきたかった。

さて、球根を植えるところから育て、開花までの生長のプロセスを見守ったスターオブベツレヘムとの時間は、わたしに何をもたらしたか…

一言でいうと…
スターオブベツレヘムが大好きになった!

フラワーエッセンスとして使った経験はあったけれど、知識や情報はあったけれど…
私は初めて、このお花とお友達になれた、そんな気持ちがするのだ。

六芒星を象徴する葉や真っ白な花の造形を目の前にして、6という数のエネルギー、幾何学的エネルギー、色のエネルギー…。
そこには、宇宙や自然の営みとともに、深い叡智が封じ込められている。花は宇宙を体現しながら、大地に根をおろしている。花はずっとそのことを示していたけれど、私は気づいていなかったのだ。


そんなことを感じていたから、今年は必ず大地に広がるスターオブベツレヘムも観てみたい、と願っていた。
我が家の最初の花が開き始めたのをみて、この日しかない、と思われるタイミングで新宿御苑の群生にも出会うことができた。
群生の素晴らしさにまたまた感動!これも記録しておきたくてアルバムにまとめた。

スターオブベツレヘムの花が咲いたときのその眩しい「光」は、本当に、その名のとおり、たとえ一輪でも星のようだった。
また、ごくごくかすかなその優しい香りは、聖母を思わせた。

その光と優しさが、私たちの心の痛みに、魂の闇に光を当てて、癒してくれるのだ。

ありがとう、ありがとう

この一連の生長プロセスを共にする観察の時間は、これまで本の中や様々な学びの中で得てきた植物やフラワーエッセンスの知識や情報とは全く違う、新しい体験だった。
その花、そのものと出会うことで、知っていたプロフィールも平面から立体になったような。

もう何事においても「知っている」だなんてたやすく言えないな、と思う。知っていることなんて、もしかしたら何もないのかもしれない。

そんなふうにこの世界をみてみたい。

‘23.6月初め
追記 ‘23.6月終わり

花が終わったあとのスターオブベツレヘム。
どんなふうにこの世界からみえなくなるのかな。

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