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映画「マトリックス」における預言者のクッキー

窓から見えるアロエの茂みが大きくなってきた。わりにグロテスクなんだが、色は美しい。白ちゃけた緑。

映画「マトリックス」をアマプラで観た。僕はこの映画を見るのはたぶん三度目なのだけど、ほとんどの細部を忘れていた。細部どころか、骨格も忘れていた。

印象に残ったのは、〈預言者〉とネオが対面するシーン。南部っぽい雰囲気のキッチンで、南部っぽい雰囲気の女性がクッキーを焼いている。その女性が〈預言者〉らしいのだが、彼女のタバコの吸い方がいい感じだった。

この映画で彼女が唯一(あともう一人いたかな?)、人間的な日常生活の雰囲気を伝えるのだ。

焼きあがったクッキーを取り出し、いい匂いでしょ? と言い、ネオに大判のクッキーを一枚渡す。スタバのクッキーのような大きいやつを。

どうして久しぶりにこの映画を観たかというと、沼田やすひろの『超簡単!売れるストーリー&キャラクターの作り方』という本で詳細に取り上げられていたからだ。

この本では、ストーリーは13のフェイズからなるという理論が紹介してあって、興味深い。本の中では、映画「マトリックス」について、分刻みでシーンとそのシーンが該当するフェイズの説明がしてあって、それを見ながら映画を鑑賞してみた。

やってみたけども、僕にはまだよくわからん、というのが感想です。

僕はどうやら、シーンの盛り上がりとか、急降下とかが持っている効果に対する感度がめちゃ低いみたいです。それに加えて、話の飲み込みがすっごい遅いというか、飲みこめないままのことが多い。

ま、いいんですけど。

なんかまだ未消化なことがあるような気がするんですが、言語化できたらまた書いてみます。

↑ 高いですね! 定価は¥1800なんですけど。僕はたまたま図書館で見つけて読んでます。

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