絶対買わないだろうと長年思っていたMagic Keyboardを買った

これは絶対買わないだろうと長年思っていたMagic Keyboardを買った。もともとiPadは長いこと始終持ち歩いて使っているのだが、キーボードはSmart Keyboard Folio一択であった。Magic Keyboardが出た時は当然興味を持ち、お店で何度も実物を確かめたが、買うことはなかった。理由は明確に3つあった。

• 1つは重さ。とにかく重すぎる。これならMacbook Airを持ち歩くのとさほど変わらぬのではという重さ。iPadの利点が半減すると思った。

• 2つ目はキーボードが折り返せないこと。Smart Keyboard Folioなら、キーボード部分をiPadの背面にぴったり折り返すことができるので、特にApple pencilを使った作業に移りやすい。Magic Keyboardはそれができないので、いちいちキーボードからiPadを外して使う必要があり、これがかなり不便だと思った。

• 3つ目は価格である。高すぎる。
  

以上の理由からMagic Keyboardは長いこと見送っていたのだが、先日購入して使い始めた。

購入した理由

理由の1つはSmart Keyboard Folioの調子が良くないこと。移動のカーソルキーの接触が良くなくてかなりストレスになっていた。すでに2台目なので、また買い替えるのも嫌だなという思いが働いていた。そんな折、Apple Storeで改めてMagic Keyboardを触ってみたらキーボードが打ちやすいことに気づいた。これまであまり意識していなかったのだが、だいぶ打ちやすい。そしてトラックパッドが便利だった。これも今まであまり意識していなかったが、なかなか便利な機能である。Magic Keyboardが出た時は、iPadがどんどんパソコン化（Macbook化）することに違和感をおぼえていたというのもネガティブな理由だったのだが、今自分が求めているものはパソコンの代替となりうる存在なので、むしろこれが合っていると感じた。そういうわけで、ついに購入した。

実際に使ってみての所感

やはり重い。これはもう少しなんとかしてほしい。せめてあと200グラム軽ければと思う。

画面がキーボードから少し浮いた位置になるのは良い。これは期待してなかった利点。

キーボードのカスタマイズができるのが非常に良い。（もしかするとSmart Keyboard Folioでもできるのかもしれず、わたしが知らなかっただけなのかもしれないが）わたしは英字（US）キーボードを使っているのだが、かな・英字変換をコマンドキーに割り当てたり、Caps lockキーにコントロールを割り当てたりできるのはたいへんありがたい。これでMacbookと同じ挙動にすることができ、ストレスが減った。

ほかに強いて言えば、とにかく重いので、置いたときに安定するところが利点と言えば利点である。ソファーやベッドなど、柔らかめの場所に置いても倒れにくい。

また、USB-Cの差込口が左側についているのも割と便利だ。iPad本体の差込口は右側に向くことになるので、左側にもう1つ差込口があると何かと便利ではある。