ポメラを持って街へ出よう。

日々たくさんの文章を書きたいと思っているのだが、なかなか思うようにいかないのはひとえに意志の弱さの問題ではあるが、意志を変えることが容易ではないので、やり方を工夫したいと考えている。

これは、文章を何で書くかというツールの問題に帰着する。何を使ってどう書くか、ここさえ固まれば少なくとも今よりも文章をたたき出す量は増えるものと思われる。

文章を書く手段を分類する。

手書き

A. ペン類

1. 万年筆

2. ボールペン

3. シャープペンシル

4. その他

B. ノート類

1. モレスキン

2. 手帳

3. レポートパッド

4. iPad

5. その他

キーボード

1. Macbook

2. iPad

3. iPhone

4. ポメラ

メモアプリ

1. Evernote

2. メモ(Apple)

3. CotoEditor、その他もろもろ

音声

1. Googleドキュメント

2. Speechy(アプリ)

3. Draft(アプリ)

4. その他

ざっと挙げただけでもずいぶん多くの選択肢があるものだ。我ながら少し驚いてしまった。ここに挙げてないものもあるし、たとえば万年筆にしたって、何種類かを使い分けているわけである。

これらの選択肢の中から、その時の気分や状況によって道具を選んでいるわけだが、これだけ定まっていないとそりゃ続かなくなる気がする。そもそも書いているものが散逸してしまう。デジタルメモはなるべくEvernoteに集約させるようにしてきたが、それでももはやどこに何があるか把握できない状況になっている。紙なんかなおさらだ。

いずれにせよ、使用するツールを整理して、文章作成に集中できる環境をつくりたいと思う。

そこでツールはポメラとiPhoneのメモに集約させることにした。

ポメラを選んだ理由

ポメラとはキングジムが出している、テキスト作成に特化したツールである。簡単に言えば昔のワープロが小型化したものだと考えれば良い。

ポメラの利点はとにかく文章作成しかできないことだ。それ以外は潔いくらい何もできない。ついついネットサーフィンをしたり、届いたメールに返信したりしてうっかり時間を費やす心配がない。ここが、多くのライターたちを惹きつける理由である。ほかにも利点があるが、そのあたりはポメラのサイトや愛用者のブログでも見ていただきたい。

そういうわけで余計な誘惑を断ち切れるという利点が大きいが、それだけではない。私はポメラのDM200という機種を使っているが、これはノートパソコンやiPadよりも一回り小さい。半分とまではいかないが、感覚的には60%の大きさだ。特に高さがないところが個人的には大きい。街中や電車の中などでMacやiPadを開くと、けっこうこの高さが気になってしまうのだ。ちょっと周りの人に圧迫感を与えてしまう気がする。その点、ポメラは高さが12センチ程度なので、そこまで周りを気にせず開くことができる。私にとって、この違いはわりと大きい。

それにキーボードもそこそこ打ちやすく、かつATOKの漢字変換がスムーズなのもよろしい。

iPhoneのメモ

とはいえポメラを使うには台を必要とするので、立っているときや横になっているときは使えない。そんなときはiPhoneを使うしかないのでメモアプリを使うことにする。

これまで長らく(おそらく10数年)Evernoteを使っていたが、立ち上がりの遅さが解消されないのでメモアプリに鞍替えすることにした。仕事もプライベートもすべてAppleなので同期も楽だし、なにせ起動も早いのでメモを使うことにする。

ただし、メモを本格的に使ったことがないので今後何かしらの問題が起こる可能性もある。しばらくは注視していきたい。

次なる課題は重さ

というわけで、ポメラとメモになるべく集約させ、思いついたらすぐに書く習慣を身につける。この文章もポメラを使ってカフェで書いている。

問題はポメラを常に持ち歩く必要があることだ。ポメラは携帯性にも優れてはいるが、DM200はそれなりに重量があるので常に持ち運ぶのはちょっと難儀する。これだけならまだいいのだが、結局はiPadなども同時に持ち歩くことが多くなるので、そうなるとわりと重めになるのだ。

数ヶ月前に腰を痛め、重い物はなるべく持たないように暮らしていたのでなおさらポメラはお蔵入りしていたのだが、これからはなるべく持ち歩かないといけない。重さ対策が次なる課題である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?