カラスの言語は 言語野を持たなかったニンフの 片割れだ 引き裂かれた勝負下着だ ものの見事な、連日連夜 悟られた猫の NEKONEKO増殖は 注意報から警報へ 行こう。 その円錐の、数学的、中心へ。 (行けるさ、と君は言った) NEKONEKOの父は、 カラス言語の翻訳しごとで 生計を立てる その困難を語る語り部として 賃金を どんぐりを かっ、、、たくて、びよ〜んな、前歯を reject simple、に、reject
土、 とかいうふわふわの 唇の moment。 昨夜だった ぼくは、父の父の父になる夢を 夢の=== 土の、、、 腐っ===笑 土の底のバスケットグラウンドがすっごくsharp ng(んぐ) あけまして→ めでたいシベの→ シベリアに。抑留された屯田兵に。 尋(たず)っ! か。うん。そうであればいいですよね。 【電磁的記録政府 e-Gov/e-Gov/e-Gov】 1859年の太陽嵐の影響だと彼は 説が 弄しても抜
冷凍庫のドアを開ける。いつ冷凍したかすら覚えていないブロッコリーと保冷剤のあいだに挟まれたそれを女がラップに包んで冷凍したのは半年ほど前のことだった。女はそれをボウルに入れ、流水で解凍する。そのあいだにフライパンを用意する。味つけは、シンプルに塩胡椒でいいかな。素材そのものの味をしっかり味わいたいと女は思った。熱せられたフライパンに油を引き、ボウルからそれを取り出す。大きさや形はステーキ肉のようだがサーロインというよりはどちらかと言うとレバーに近くぶよぶよとしていて指
先生は、いつだって、楽しそうだった。それが僕たちが僕たちであるところの成り立ちを毀損することになる楽しさであるならば、もちろん、糾弾されるべきだった。しかし、機関が、なかった。そのための会議が開かれることはなかった。僕たちはひどく寡黙な児童だ。模範的児童であることを、強いられている。起立、礼、着席! 課せられた科目を黙々とこなすしかないのであれば、そこが密室である必要はなかった。 昼休みに、エーくんは、憂鬱。ビーくんはことさらに愛を確かめたがった。シーさんは
地下鉄に乗っていたらフォークダンスの音楽が流れてきて、それ以来、記憶がない。脳味噌は生誕32周年の際に植樹した。芽吹き、花が咲き、狩れ。刈り取れという命令形マントルまで貫かれたボーリング調査の、責任者の、火葬が、地下鉄の12番出口で? あ、じゃなくて? 殺害そのものが地下鉄の車掌によるものだった、と。ああそうですか。ふうん。 で。 没後しめやかに行われたマイムマイムダンスダンスレボリューションって調べたら水、草、火、このなかから一匹選ぶのじゃ、っていう意味なんですよ
トイレで用を済ませ、部屋に戻ると、理科準備室のにおいがした。理科室と理科準備室では空気の質が違う。薬品のにおいではなく、積もり積もった時間が発酵し、腐ったようなにおいだ。セミがベランダの鳥除けに引っかかっていた。透明なミントグリーンの羽は葉脈を模倣している。僕たちは、人体模型のふりをしてオーストラリア先住民を「騙った」。毒百足は快速列車を違法コピーした。太平洋に生息するシロナガスクジラのおよそ八〇パーセントが乳牛の横隔膜を軍事利用しているのは、主に、そういう事情があっ
(アコースティックギターの音) 愛をください、ウォウウォウ、愛をくださ…… あ、欲しいんならこれよかったらどうぞ。え、わたくしにですか。ええ、もちろん、あなたにですよ。いいんですか、ありがとうございます、わー、うれしい、って、これ有毒な化学物質に二十四時間絶え間なく曝され続けた結果皮膚は剥がれ落ち眼球は爛れ自らの糞尿にまみれて悪臭を放っている、もはや、息も絶え絶えの、衰弱した実験用マウスやないか〜い! 愛ってなんなんですかね。 (´・ω・)つ貝
先日、研究所のコンセント穴に両足を突っ込んだらくるぶしが弾け飛び、新しい関節が誕生した。教授にレポートを読んでもらうはずだった昨夜は、気づいたらコンサートホールで腫瘍の切除手術が行われていた昨夜だった。し、白夜。花束みたいに白かった男児は、本来、望まれていた。はずだった。しかし……。望まれた子供としての腫瘍は子宮内膜に癒着している。国家は実験動物で、腫瘍は、切除しなければならなかった。それはときにホームレスと呼ばれ、また、チャレンジドパーソンと呼ばれる。ところで、出生前
弥勒菩薩のふりをした災厄が時計台に座っていた。黄金で、関節がなかった。真夜中だった。駅は静まり返っていた。弥勒菩薩のふりをした災厄の怖ろしさは経験した者にしかわからない。凶暴かつ、執拗だった。一度滑り落ちると二度と這い上がれなかった。犠牲者は二億人に及んだ。僕の母もそのうちの一人だ。 時計台を中心にした半径五十キロ圏内に避難指示が出ていた。弥勒菩薩のふりをした災厄は頬杖をつき、暇を持て余していた。駅舎のガラス窓は全て粉々に砕け散っていた。残された防犯カメラの映像が唯一
服を染めた。染め粉ひと袋につき塩を250グラム入れる。手が灰青に染まった。ゾンビのようだ。死んでいるのに生きている。生きているのに、死んでいる。汗をかいた。浴室のタイルが汚れた。羽虫が飛んでいる。手のひらを羽子板のように硬くし、叩いた。羽虫は抵抗した。風圧に乗って鮮やかに旋回した。薬液の臭いが青黒く浴室に充満している。シャンプーが切れているので買いに行こうと思った。外は明るい。初夏は死後の世界のように明るい。 掌編をひとつ書き上げた。原稿用紙15枚に2000年の
夏のような朝だった。ネギトロを踏んだ。蹴ったりも、した。床の上の崖の舌の上のトロ。滑るクルリンと滑るツベルクリンだった。ネギはどこへ。入道雲に、混ざった。それを夏と呼ぶことにするそういうことにする勅令。条例で。襲撃された議場で。偏在。夏のような肌だった。あの人の剃毛の現場を見た。掴みどころのない真夏日に。大道芸人の笑い方で笑った。絵師。無駄死にした祖先だった人たちの軽やかだった縊死の、観察日記の、右半身を、膨らみを、裂く。最多。帰ろう。子宮に。早急に。夏のような葬式だっ
えーっと、なにから話せばいいのかな(笑)。あのー、とりあえずね、路地があったんですよ。蛇行していた。蛇のような、山折りの、坂道。揺れている。そこをかいくぐるようだった僕たちの深い口づけ。かさかさだった。し、避けられない痒み。やけに赤い。なにせ生きているものがいない街でありますから、ゾンビの、パン屋のレジ打ちは低速です(気象予報士を縦に)。三百三十円のエクレア、を、めくれや(笑)。ボワ〜ん。それを僕たちはものの十五秒あれば焼肉定食始まりましたピープルだった。っていうね。そ
街全体が温室のようだった。29度まで上がったらしい。散歩をすると、汗だくになった。部屋に戻る。湿気を纏ったドライフラワーから腐ったバラのにおいがする。腐敗は水気を根拠にしているのだ。ミイラも水でふやかすと腐臭が蘇るのだろうか、と考えた。透明な快晴も気持ちいいが、不透明な曇り空も悪くないと思う。同時に、そう言っていられるのもいまのうちだけだ、とも思う。梅雨に入った。 射精する瞬間は毎回なにか巨大なものから振り落とされそうになるのを必死にこらえている感じで、もし振り
都市を模倣する。 模倣された都市は、鮮やかな脱皮を繰り返し、やがて現象になる。 流転だ。 取り残されないよう、しがみつかねばならない。 都市は都市ゆえに都市あらざるものたちを口減らしの法則によって排除する。 言いくるめる。 そしてまたそれは、城壁のようでもあった。 都市は、鋼の肉体を纏った詐欺集団を匿っている。 二十四時間営業のスパイス問屋で、エナメルの仏像たちは複数性交の夢を見る。 きみの夢だよ。 無名の都市計画を音読しても、攫わ