見出し画像

マンガ業界Newsまとめ4-21706

マンガ業界関連の日々のニュースをまとめる記事です。ご興味ある方は、マガジンTwitterのフォローがおすすめです。

ーーーー

7/5に発売した『ゴルゴ13』の201巻を持って、ギネス記録も持つ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の200巻を超えて世界記録を更新というものです。

両者を比べると『こち亀』が1976年に開始して2016年まで40年間の週刊連載。
『ゴルゴ13』は、1968年開始で、現在は月に2回発刊するビッグコミックなどに連載、52年以上続いていて未だ連載中ということになります。

ちなみに、2021年7月現在の3位は『ミナミの帝王』161巻、4位は『クッキングパパ』157巻と進みます。そして凄いのは第6位に『鬼平犯科帳』112巻と、同じさいとうたかを先生(厳密にはさいとうたかをプロ)の制作である点です。おそるべしさいとう先生。いつまでもお元気で。


Twitter社と電通による、マンガ広告提供の枠組みで、実際の中身は、コミックスマート、シュガー、フーモアと言った、Web広告や広告漫画のクリエイティブを制作する企業が関与するようです。

もともと、広告漫画というジャンルは昔からありましたが、ギャラの良い案件は少ないとされてました。

Twitter上でマンガ広告が出始めた辺りから、広告漫画に取り組む漫画家の中に、高い収入を得始め、それを公表する方も現れました。それはTwitterとマンガ広告の相性の良さから来た、業界にとって良いことだと思います。そこからの今回の取組という流れですね。


電子書店大手の一角、Bookliveが発表した、この夏の注目メディア化作品です。多くの電子書店ではこうした電子コミックの販促の取組はしているのですが、これはユーザーアンケートですので、その電子書店での売れ筋がそのまま反映するものとなりそうで、興味深いです。

かぐや様、転スラ、はめふら、ヒロアカと続く、王道と申しますかメジャーな作品が素直に売れるのがBookliveという電子書店の特徴ということが見て取れます。この辺りは、界隈でも老舗の会社のサービスらしいとも言えますね。


小学館のスピリッツ誌の新人賞がリニューアルしたという記事です。タイトルからして話題の作品「チ。」の魚豊先生が審査員となり、新人王受賞者には掲載確約という内容です。

現在、各電子書店やアプリほかマンガ近隣業界の「独自IP制作」は熾烈な争いとなっており、未曽有の漫画家(実は編集者も)不足と申しますか、激しい獲得争いとなっております。そんな中で、昨年編集長が交代したスピリッツ誌でも新人賞のリニューアルという流れですね。

様々な媒体がある中でも「青年誌の雄」であるスピリッツの新人賞も、掲載確約などを前面に出して新人獲得に乗り出しているということで、変化のうねりの一端を感じられる記事だと思います。


ニュースのあらましは、青年誌で長く活躍される漫画家ユニット「うめ」の作画担当妹尾朝子さんが描いた『アイとアイザワ』主人公カプのイラストを、少女漫画家の小沢かなさんが添削したら、非常に情感訴えるものになった。というものです。業界ニュースかというと、私の趣味が若干。。。

注目したいのは、この作画の妹尾さん、添削の小沢さんのほか、ニュースに出ていらっしゃる、ひうらさとるさん、末次由紀さん、冬乃郁也さん、皆さん全員、clubhouseで毎朝平日9時から行われている、漫画家の朝礼に出てる面子ということですね。

漫画家コミュニティはクオリティ向上の助けになるんだなということで、皆さん是非漫画家さん同士で、クラハやSpaceで日々コミュニケーションを取られると良いんではないかなと、1ファン目線で思ったわけです。ハイ。


アニメ『チェンソーマン』の公式サイトなどで公開されたPVから、チェンソーマンがいわゆる製作委員会方式ではなく、制作MAPPA及び原作の集英社のみで制作されているといるのではないかということで、一部話題になっていました。

これは詳しいことはこのままだと判らないのですが、映画シンゴジラ制作時に、委員会が蘇生されず東宝が単独出資で制作したことや、先述のIP獲得、配信先が地上波ではなく海外のサブスクプラットフォーム中心となることなど、色々と要素があります。

これは、週末に特別編で書いてみようかなと思いました。

----

マガジンTwitterのフォロー、よろしくお願いします!

Twitterもやってます!フォロー、よろしくお願いします! https://twitter.com/t_kikuchi