見出し画像

【マンガ業界Newsまとめ】ジャンフェスチケット受付開始・ゲスト解禁、COMIC Meduリニューアル など|10/29-125

マンガ業界ニュースの週1まとめです。
マンガ業界向けイベントIMARTを運営する筆者が、動きの早いマンガ業界・Webtoon界隈のニュースを出来る限り一か所に集め、多くの方が短時間で1週間分の情報をチェックできることを目指しています。

―――


「ジャンフェス2024」入場チケットの受付は27日から、ジャンプスタジオのゲスト解禁

ジャンフェス2024チケット受付開始、ゲストや一部のグッズも解禁とのこと。

各作品にまつわるリリースも充実しておりますが、やはりアニメ作品が沢山あるジャンプのことですから、ステージに上がる声優さんたちのラインナップが充実していますね。


『がんばれ同期ちゃん』『コーポ・ア・コーポ』『東京入星管理局』など「COMIC MeDu」サイトリニューアル!システムにコミチ+を導入

*: 筆者が関わる事業です。

2018年にスタートした、GOT社のCOMIC Meduがリニューアル。システムとして、コミチ社のWebマンガ誌ツール「コミチ+」を導入しました。

COMIC Meduは初の映像化作品『コーポ・ア・コーポ』が11月から上映開始しますが、それに合わせてのリニューアルとなります。

コミチ社のWebマンガ雑誌ツール「コミチ+」は、今年オープンした『ヤングアニマルWeb』『ヤンチャンWeb』『ビッコミ』など含め、導入7社目となり、年内・来年にも複数の導入予定を控えています。

複数の媒体に使用されていることから、媒体に渡って複数個所に掲載される作家さんも出始めています。

同じユーザーIDでログインできる共通ID・共通ポイントの仕組みなど、コミチ+の強みが、少しずつ形になりつつあります。


国内News

コミックゼノン13周年とのこと。

集英社で少年ジャンプ編集長も経験して独立した代表の堀江信彦氏が、新潮社で週刊バンチを発刊してから10年、その後独立して13年でトータル23年の道行きということですね。

現在、北斗の拳の原画展を池袋で開催中。先週には『終末のワルキューレ』のWebtoonを国内電子コミックプラットフォーム各社で展開するなど、強い動きを見せています。


BLに定評のあるリブレ社が、コミックシーモア上にて協業レーベルとして、『バニラブ×シーモア』を開始とのこと。スタートで2作品連載開始、追って3作品目も開始とのこと。

もともとPixiv社との連携が強かった同社ですが、女性ユーザーに強いシーモアでもレーベル開始となります。有効そうな動きですね。


BOOKWALKERが 漫画アプリ「ヨミー!」を開始しました。
配信作品15000シリーズ。「毎日無料」や作品ごとのチケット「ヨミチケ」機能を実装しています。

特にプレスリリースなどは無く、規約変更のみ出ていました。


Pixivの「WEBマンガ総選挙2023」が、ノミネート50作品発表&投票を開始したとのこと。

11/13まで一般投票を受け付け、来年1月に結果発表とのこと。


北米に電子コミックプラットフォームComikeyを展開中のLink-U社ですが、国内で運営するマンガワンの人気作品『ケンガンアシュラ』の、米国KindleStore向け配信を開始とのこと。

小学館は米国法人のVIZ Mediaとも深い関係を持ちますが、この作品はLink-Uからの配信となるようですね。同作はNetFlixでもヒットしており、海外での売り伸ばしには期待が持てますね。


これは凄い取組でしたね。完結編前後編の番宣的なタイミングでした。
10/31まで、NHK+で見逃し配信中です。


TIFFCOMにて、出版大手4社が海外バイヤーとの映像化権取引を行う場づくりをしているとのこと。


マンガ写植ツール「smart-type」は、マンガに一括でテキストを読み込ませ、吹き出し位置を判別するAIが自動で当てはめるとのこと。


このあたり、厳しい現実もありつつも、原稿料を上げてきている出版社やSTUDIOなどもありつつというところですね。インボイスは、本当に制度不良だと思うのですが。


ラブライブ×コロコロのコラボによるふるさと納税の取組が、23億円超とのこと。そしてサムネイル写真は溶接なんですが、これも間違いのないものとのことで、凄いなぁと。


Pixivの創業者片桐孝憲氏が、クリエイティブ活動の共有や画像で表現されたデジタル作品の発表・販売を行うことが出来るクリエイターSNS「Comic」をリリースとのこと。

これだけですと、古巣Pixivに近いものですが、ここではWeb3技術を導入し、暗号通貨ETHで決済が可能とのこと。ETHはビットコインと並び、暗号通貨の中では流通量の大きいものになります。


今週のWebtoon新規参入・新たな動き

国内外、新興から大手まで、多くの媒体やメディアに注目されているジャンプTOONについて『ONE PIECE』ほか、数多のヒット作品を手掛けたジャンプTOON統括編集長浅田貴典氏が、前後編に渡ってみっちりインタビューされています。

全体に渡り、じっくり考えられたことを着実に実行に移していることがうかがわれます。多くの電子コミック等の情報が集まっている集英社の目線でのリサーチや、近年のWebtoonヒット作として注目されている『氷の城壁』の販売部数は56万部相当であったことなど、これまでの個人・会社としての経験や、持っているものを十分に分析して検討を重ねている印象です。


フジTVとカカオが、カカオの人気作品を日本版ドラマにしていく共同制作の発表をしました。この方面のTV局の動きが続きますね。


ポケモンのWebtoonコラボ、動きが良く出来ていて面白かったです↓


こちらは韓国の有力WebtoonSUTUDIOのContents Lab. Blue TOKYOと、docomoの取組ですね。


気になったのがWEBREEN(Web+Screenの縦型ショートドラマという新ジャンル)という、スマホ特化縦型映像の取組であるとのことで。


新連載など


海外News

*: 外国語の記事も紹介いたします。翻訳ツールなど活用ください。

ベトナムのキッザニアでは「Webtoon制作」という仕事が体験できるとのこと。もともとアニメの着色などでスタジオが増えていたベトナムですが、Webtoonの着色や制作などで、日中韓と仕事を受けているケースが増えてそうですね。


BTSのWebtoonですが、韓国、北米とフランスでも単行本化されるようです。強い動きですね。BTSってEUにも展開してるんですね。


マーベルがインスタでマンガ連載、それが紙出版化とのこと。
この取組はもともと、マーベルとVIZ Mediaの提携のもとで行われているもののようです。


韓国のWebtoonプラットフォーム「マンタ」のCEOに、アマゾン出身のトラビス・キム氏を迎えるとのこと。そうした人材がいるのですねぇ。


タイトル訳:イタリア、エジプト、台湾、日本のウェブトゥーン作家が釜山ウェブトゥーンフェスティバルに参加

釜山のWebtoonフェスに、複数国の作家が参加とのこと。こういう動き、韓国は強いですねぇ。ソウルの他にも京畿や釜山など、色んな所でやりますね。


タイトル訳:Amazon、CrunchyrollのアニメライブラリをPrime Videoに統合

CrucRollはもともと、日本以外の国で展開するサービスなのですが、アマプラ経由で日本でも見ることが出来るようになるか?というあたり注目ですね。


タイトル訳:アヌシー国際アニメーション映画祭は準備進行中!

とのことで、次は2025年下半期だそうです。


著名な翻訳者兼光ダニエルさんのポストです。

この辺りのニュアンス問題で議論もあったみたいですが、色々見えてきますね。


AI・画像生成関連

Windws11のEdge上で使える画像生成AI、かなり強力になったようですね。
忙しくて、なかなかWin11導入に踏み切れないんですが、皆さん11の調子はいかがでしょうか。


「ChatGPT」「Bing Chat」「Google Bard」の主要AIツールのうち3つ、特徴が良くまとまっています。


日本製も、かなり強力になってきましたね。


技術革新は人を忙しくするというのは本当ですね。


大分いい感じになってきますねぇ。


クリエイター側の対抗手段ですね。


今週のセール・キャンペーン・新人賞・取組など

100%還元!


記事のみ紹介


告知関連



インプレス社が『電子書籍ビジネス調査報告書2023』のWebtoonパートの執筆を担当させていただきました。著者割引コードを持っていますので、このnote読者の方はご連絡いただければコードを提供させていただきます。

―――

主に週末に週1更新ペースで書いています。たまに別途特集を書きます。マガジンTwitterのフォロー、よろしくお願いします!

現在私は、マンガ編集部やWebtoonスタジオが自社で作品の販売をできるWeb雑誌の仕組み、「コミチ+」の営業をしています。

コミチ+は、ヤングアニマルWeb、ヤンチャンWeb、ビッコミの他、来年に向けても大手出版社やWebtoonSTUDIOなどの大型受注を複数控えておりまして、絶賛エンジニア、Webディレクター(運用担当・データアナリスト等)などを募集中です。サービスがどんどん大きく広がっていく、これから滅茶苦茶楽しくなっていくタイミングです。詳細以下より。

コミチに関するお問い合わせは、こちらまで。

筆者個人へのお問い合わせなど、以下まで。


この記事が参加している募集

業界あるある

Twitterもやってます!フォロー、よろしくお願いします! https://twitter.com/t_kikuchi