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保護猫のお届けと里親詐欺

週末は土曜日、日曜日共に家族が決まった猫達のお届けでした。
ラブコでは必ずご自宅まで猫をお届けするようにしています。

元々は、個人で保護活動していたときに「里親詐欺」に引っかからないためには、必ず自宅を確認しないとダメ、といろんなところに書いてあったからです。
里親詐欺ってなんだ、と思われる方も多いかもしれませんね。

里親詐欺っていうのは、猫を飼いたいという善良な市民を装って、虐待や動物実験業者への転売を目的に譲渡希望をしてくる人たちのことです。

私が一番最初に猫を保護したのは2006年。けろくんです。当時はペット禁止のマンションに住んでいたのですが、どうしてもひどい猫風邪でボロボロだった子猫を放っておけず、自分では飼えないけど、一時的に保護して里親探しくらいはやってみるべきだと思い、意を決して家に連れて行ったのが私の保護活動の始まりです。アニマルプラネットの「動物警察」という番組で、新しい家族を見つけて幸せになる犬猫のエピソードをよく観ていたので、自分でもやってみようと思いました。

マンションの規約ではペット禁止、とあるから褒められたことではないかもしれません。でも、助けないとおそらく猫は命を落とすし、もし見つかって強制退去になってもいいや、と腹を括りました。

いざ、里親探しをしようといろいろ勉強していたら、この「里親詐欺に注意」といろんな保護団体のサイトに書いてありました。欲しいという人がいたら、すぐに渡そうくらいに思っていましたが、甘かった。世の中にはひどい人がいる。せっかく助けたのに、虐待されるかも。動物実験業者に売り飛ばされるかもetc.. 何もかもが衝撃でした。 

里親募集の掲示板に登録しようと見てみたら、なんと同じ人が何頭も募集の記事を掲載している。保護された経緯などみてたら泣けてくる。

そしてみんなちゃんと医療ケアをされている。なるほど、ワクチン、ウィルス検査、ノミダニ駆除、検便はやらないとダメなのね、など、掲示板からいろいろ勉強しました。本当に保護犬猫のことは全く何も知らなかったので、自分の知らないところで犬も猫もこんなにひどい目にあっていたのか、と衝撃を受けたのです。野良猫も自由気ままでいいねくらいにしか思っていなかったのに、自分がいかに見えていなかったかを思い知りました。

そんなこんなで、里親詐欺もあるので、猫の家族探しは時間をかけて慎重に取り組みたい、と里親詐欺に関する資料を手に、当時一緒に住んでいただんなに言ったところ、「そんな条件厳しくて見つかるわけがない。もうこの猫はうちで引き取ろう」となったわけです。あの瞬間が、今まで生きていた中田で一番嬉しかった瞬間です。

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けろくん

それから急いでペット化のマンションを探して引越しました。

そうしてうちの子になったけろくんのせいで、野良猫を見かけるとみんながけろくんに思えてきて気になって仕方なくなりました。今まで全然視界に入らなかった野良猫の存在が、どんどん大きくなっていき、保護活動するようになったわけです。里親募集の掲示板で募集の記事をいつも出している人たちの存在もなんとなく励みになりました。この人、また保護しちゃったんだ〜とか、勝手に親近感を持ったり。

そういうわけで、ラブコでも保護猫の自宅までのお届けは必須になっております

今は里親詐欺防止というより、ご自宅を拝見したほうが色々アドバイスしやすいし、という感じです。

ちなみに8/8の世界猫の日に旅立った高木と志村はシャルル、ペローというオシャレな名前をもらい、猫仕様の素敵なおうちでよろしくやっているようです!

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良かったね!

そして、日曜日に卒業したおこりんぼのプーナム嬢は、、

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あいかわらずおこりんぼのようですが、ご家族みなさんで目薬もできて、ホッ!

これからどんなふうに成長するのか楽しみです。

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ラブコ卒業生のアオ兄ちゃん、よろしくね!
お姉ちゃんのルナちゃんのほうが頼りになるかなw

というわけで、子猫3頭は無事にラブコを卒業しました!

ラブコにはまだまだ家族を待ってる子達がたくさん!
どうぞよろしくお願いします🤲


よろしければラブコCATSにギャラをお支払いいただけると、猫たちが喜びます!