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ホイップの天国への旅立ちと猫たちとのお別れ

1/31にホイちゃんが天国に旅立ってしまいました。
ドーナッツをつけてお尻をふりふりさせて膝の上に乗ってくるホイップ。
2週間経った今もまだホイちゃんの気配がしていて、いないっていうことに実感が湧かないまま。。。ご飯の時もついホイのお皿を用意しそうになります。

昨年の12月にラブコ卒業生の忠信先生が旅立ち、お正月に保護したカワシタさんが旅立ち、そしてホイちゃん、お別れが続いて、みんな高齢だったし、見守れて静かに旅立ったとはいえ、やはり寂しいですね。。
ラブコ卒業生ではないけれど里親さんのおうちの先住さんとのお別れも続きました。

私ごとではあるけれど我が家のなっちゃんも一時は覚悟を決めないと行けないほど危ない状況になってしまい(今はすっかり元気です)、そしてこれを書いている今、ついこの前まで元気だったうちの今年15歳になるパピちゃんが急性腎障害になってしまいました。数日入院していたけれど改善する様子がなく、家に連れて帰ってきました。おしっこが出ていない状態が続いていますが、撫でるとお尻をあげてゴロゴロいってくれています。

ついこの前まで元気いっぱいだったパピちゃん



まだラブコを始める前、うちに「ぶー」という名前の大きな黒猫も男の子がいて、くまちゃんみたいで本当に可愛かった。一度は里子に出たのですが、懐かないという理由で戻されてしまい、うちの子になった子です。3歳になる前におそらくFIPで亡くなってしまいました。まだ若かったし、保護活動を始めてから、里子に出した子を含めて最初に直面した別れで、当時の私はどん底から這い上がるのに随分時間がかかりました。
もちろんいずれお別れはやってくると思っていたけどそれは遠い未来の話で、ヨロヨロのおじいちゃんになったら投薬や点滴、通院したりという介護生活があると思っていたのです。
でもぶーは介護の時間もなく、あっけなく病院で逝ってしまいました。本当に何もしてあげられず、あまりにも急すぎて気持ちの整理がつかないままで、暗闇からなかなか抜け出せられませんでした。
そして、ぶーのことがあってから会社を辞めることを考えるようになりました。当時は「会社にいること」=「仕事」みたいな風潮が根強くて家で仕事するっていう選択肢は認めてもらえなかったんですよね。。平和な時はいいけど、保護活動やっていったら普通の人より高い頻度で猫のことを優先したい時がくるからリーマンを続けるのには限界がくるだろうなと思ったのです。

ぶーとのお別れから今年で10年。
10年間の間にたくさんのお別れを経験しました。
そして自分も歳をとって病気にもなったりして、変な言い方だけど「死」を以前より身近に感じるようになりました。だから猫たちとのお別れも、永遠のお別れというよりも一時的なお別れ、というか、きっとまた会えると思えるようになりました。
猫たちが寿命を全うして天国に旅立つのを見送るのが私の責任だから、全員ちゃんと看取るまで自分が頑張らないといといけないし、ラブコの猫たちは里親さんにちゃんとバトンタッチしなくてはと思っています。

ぶーは高速道路の高架下で保護しました

ホイちゃんは保護当時から色々ありました。アレルギー性皮膚炎で皮膚が爛れてしまって一部切開の手術をしたり、その後も体調不良で長期入院したり、突発性前庭疾患で定期的に気持ち悪くなったり、慢性腎不全もありました。最後は腎不全で亡くなってしまったけど、数日前までラブリーな姿を見せてくれていました。いつも陽気で甘えん坊で可愛くて、ipadで一緒に映画見たりドラマ見たり、一緒にいられた3年半は毎日幸せで。家族募集もしていたけど、色々な疾患持ちな上におしっこはソファーでしたい派で、なかなかハードルが高かったから、いつか里子に出さないといけないかもしれないというブレーキが外れちゃって思いっきり愛してしまいました。
本当に最期の時は寝ていると思ったらいつの間にか息がなくなっていて、腕の中で見送ってあげられなかったけど。。。

寝顔が本当に幸せそうだったホイ


ホイちゃんにはたくさんのお花が届きました。すごいね、ホイップ。みなさま、ありがとう!



お別れはいつか必ずやってくるし、振り返ればちゃんと幸せにできていたかなと小さな後悔することはあるけれど、10年前にやりたかったことが実現できているとは思っています。車の運転もできるようになったからだんなに頼らずに自分でいつでも病院に飛んで行けるし、一緒に働いている同僚だけじゃなくて、お客さんたちも猫優先を歓迎してくれる。こんな環境にいられることが何よりもありがたい。。。

パピコとはあとどれくらい一緒にいられるかわからないけれど、最後の時まで大切にしたいと思います。


よろしければラブコCATSにギャラをお支払いいただけると、猫たちが喜びます!