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ハーマイオニーに関する前のめりな妄想

中1息子が今頃になってハリポタを読み始めたので、
「呪いの子」も含めて文庫版を揃えて自分も読みつつ
映画の方もちまちまと進め、てな感じのここ数ヶ月。

「賢者の石」を読んだのは高校生の時だったっけか。
その時はあんまり深く考えてなかったんだけど、
我が子が同年代になってから読むと
ハーマイオニー(11)のキャラ造形ってやたらリアルというか、
ホグワーツに来るまでの背景をめちゃくちゃ想像させますよね。

以下妄想。

好奇心旺盛で努力家。
当然めちゃくちゃ勉強ができる。
でも対人関係でうまくやることができなくて、多分孤立してた。
魔女の素質があるが故に意図せず変なことが起こってしまって
気味悪がられたことも一度や二度ではないだろう。
ご両親もきっと、そんな娘をすごくすごく心配してたと思う。

そんなときにホグワーツから入学許可の手紙が届いて、
彼女もご両親もすごく嬉しかったんじゃないだろうか。
ハーマイオニーが魔女だってはっきり伝えられて、
その力をコントロールする方法があることも、
力を磨いて魔女として生きる道があることもわかった。
しかも新しい環境で人間関係を一から作ることができる。

そりゃ張り切って入学前に教科書全部読むよね。
呪文も試してみるよね。
ホグワーツに入るの、めちゃくちゃ楽しみだったよね。
入学してからも、
ここでなら自分と同じような子達と楽しくやっていけるんじゃないかって
最初は毎日すごく期待していたんだと思う。

でも実際はそうではなくて、自分が難なくできることを
同じようにできない子たちがたくさんいた。
マグル出身だとかであからさまに差別してくる奴もいる。
マグル出身の自分の方がうまく魔法を使えることが反感を買う。
マグル出身だからこそ同年代の魔法使いのレベルがわからず
「こんなこともできないの?」ムーブをナチュラルにかましてしまう。

そしてまた孤立。

いろいろ考えるよね。

今度こそうまくやれると思ったのに。
パパとママになんていえばいいの?
どうして私はうまくいかないの?

そりゃ毎日トイレで泣くわ。

そんなとき、トロール侵入事件が起こってあの男子二人が来てくれて。
「友達」と呼べる存在ができて、本当に嬉しかっただろうな。
ハリーとロンはハーマイオニーのおかげで何度も命拾いをしているけれど、
ハーマイオニーだってハリーとロンにものすごく感謝してるの、わかるよ。

…みたいなね!

こんなの、この20年あまりでたくさんの人が考えたと思うし
ハリポタをずっと読んでいる人にとっては当たり前すぎるだろうけれど、
「親世代になってからハリポタを読み直した人の感想」として残しとこう。

彼女については、「死の秘宝」で
両親に自分のことを忘れさせた上で
国外に避難させていた件についてもいろいろ考えちゃうんだけど、
それはまた別の機会に。


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