壁持ち強襲女＃毎週ショートショートnote

小学校最後の運動会。男女混合のリレー。イヌヅカくんは白組のアンカーに選ばれた。まあまあ脚は速い。

一方、紅組のアンカーは女子のハヤカワさん。
めっぽう速い。中学では確実に陸上で全国に名が轟くはずと噂の子。

レースは紅組の3番手が転倒し、白組がなんと半周位リードでイヌヅカくんにバトンがまわる。皆の期待が集中しつつある。

「いける！なんぼハヤカワでもこれだけ離れたら無理や」
「ああ、わんちゃんも結構速いからな！いけるで」

そしてリードキープでイヌヅカくんにバトンが渡る。
遅れてハヤカワさんがダッシュ！

残りは少し。彼は余裕でいけると思いきや、背から圧を感じる。

「え」

全員がハヤカワさんのスピードに驚愕する。
音速の壁を超えるような衝撃波が彼の背中に届いた。

彼は飛ばされ転倒。

ハヤカワさんは彼の顔をハードルごとく飛び越えゴール。

「すげーなお前」

イヌヅカくんは負けたのに嬉しそう。

「こんどスカートで越えてもらお」

壁の様な平手が頬を強襲した。

完410

※幾分か実話が混ざっていますが、どの部分かは本人の名誉の為、好評
公表できません。

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ウマ娘プリティーダービー　「走れウマ娘」フル

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たらはかにさんの毎週ショートショートの企画、今週の裏お題『壁持ち強襲女』に参加させていただきました。

このあいだ駅の階段駆け上がろうとしたら一段目で足がもつれました。
ああああ……　あの日に帰りたい……