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人は思った以上に非言語を読み取っている

その非言語、伝わってます

保護者に対して否定的な思いを抱いたまま接していませんか?
何を考えているのかわからない保護者と会うと「この人は何を考えているのかわからない…困ったな…」と思っていませんか?

実は、そういった思いは伝わっているのです。
感情に言語はありません。はっきりと「これ」と言えるものではありませんが、保護者は不信感を感じ取っています。
人は言葉でコミュニケーションを取りますが、同時に非言語も使っています。

非言語とは、言葉にならない動作、ジェスチャー、姿勢、動き(うなずきや振る舞い全般)、表情、声のトーンなどを指します。
言葉で伝えていることは、全体のわずか1〜2割にすぎません。残りは非言語なのです。

非言語は、ほんのささいなサインです。
まばたきする間にも見逃してしまうほど、非言語情報は微妙なものです。
保護者に
「先生にわかってもらえなかった」
という思い(感情)が一つ生まれると、それが元になり、保護者の心の中で
「相談しない方が安全だし、安心だ」
と感じてしまいます。そうなると、次の相談はもうありません。

これが積み重なると、過去の私のように、何も相談されないまま、突然の退会という事態に至るのです。
私はこのような経験を数多くしてきました。そして自分の至らなさと結びつけて苦しんできました。しかし実際は、自分が至らなかったのではありません。自分や相手の発する非言語に気づかなかっただけなのです。


体験レッスンでの失敗談

私の失敗談を2つお話しします。
1つ目は、あるお子さんの体験レッスンでの出来事です。

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