今世で弾きたい名曲

こんにちは、杏仁豆腐です。
今日の気分はAndanteって感じです。λ……

ピアノについて何語ろう……と思っていたのですが、今回は「今世で弾いてみたい曲たち」についてお話しようかなと🎹

ふとした瞬間に思うのです、「私、人生であと何曲ピアノを弾けるのだろう……」と。私はまだ20代、一般的には自分の死について考えるのは少々早すぎます👐

しかし、我々趣味のピアノ弾きがピアノに割くことができる時間って限られております。そして、憧れの難曲・大曲ともあらば、1曲辺りにかかる時間も膨大です。さらに、これから先、様々なライフイベントが待ち構えています。家族、仕事、あるいは自身が大病をして、ピアノはおろか、身体を動かせなくなったら……? 考えはじめるとキリがありませんね🙃

いずれにせよ、たとえ自分はまだまだピアノを続けられるつもりでいても、いずれ弾くことができなくなる日を見据えて、憧れの名曲だけは絶対に逃さないように、練習を積んでいかなきゃな、と思う次第です🎵

それでは行くぞ👉️


ショパン作曲 バラード3番 変イ長調 Op.47

言わずと知れた名曲集、ショパンのバラード。最も有名なのはおそらく1番だと思うのですが、私は3番が大好きです🍀

私がこの曲に惚れ込んだ理由であるところの演奏動画を紹介いたします。

■ ショパン/バラード 第3番Op.47CT4
ピティナ ピアノ曲事典より
pf.進藤 実優さん

第45回ピティナ・ピアノコンペティション特級二次予選での演奏とのこと。
信じられないくらい美しい演奏……この世のものか?

バラードというと、悲劇的なイメージを持つ方も多いかと思うのですが、3番はどちらかというと明るい曲調。……いや、明るいというとちょっと違うのかもしれません、軽快で、優しい感じ、といった方がよさそうです🥰

しかし、どうしてショパンのバラードってこう、難曲揃いなのでしょう……。技術的な難しさももちろんですが、ショパンの難曲にありがちなのは、なんというかバッハ的な難しさ。ショパンとバッハ、一見、似ても似つきませんよね。でも、ショパンの曲って、結構多声的(右手だけじゃなく、左手、あるいは右手と左手の間にも旋律が現れる)なんです。

幼い頃はバッハの曲がかなり苦手だった(単に弾けないというより、曲自体好みではなかった)ため、シンフォニアや平均律はあまり練習してこなかったのですが、ショパンの素敵な曲を弾けるようになるためにも、今、改めて勉強しなきゃ! と思っているところです✏️

ラヴェル作曲 鏡 第4曲 「道化師の朝の歌」

こちらもかなり有名な曲ですね。太鼓の達人というゲームにも収録されております🥁

軽快なリズムとエキゾチック? な曲調が魅力的。
この曲、実は少しだけすでに練習したことがあります🤗Aメロと言っていいのか分かりませんが、曲調がガラッと変わる直前まで弾けるようになりました。

ただ、その後手の大きさが足りないような和音が続出します🙃
また、曲の後半には重音グリッサンド(1音ずつじゃなくて、和音でグリッサンドを演奏……)が出てくるのです!

曲の長さもそれなりにありますし……格好いいし、憧れの曲なのですが、私がこれ以上頑張って挑戦してしまうと、怪我をする気がしてならないのです。笑

ドビュッシー作曲 12の練習曲 5本の指のために(チェルニー氏による)

練習曲といえばチェルニー(ツェルニー)! という方も多いのではないでしょうか。今回紹介する「5本の指のために」という曲は、「月の光」や「アラベスク」、「喜びの島」で有名なドビュッシーが作曲したのですが、これはツェルニーの練習曲を当て擦って作曲したものと言われております笑

ツェルニー学習者の声としてよく聞かれるのが「単調で面白くない」、「音楽的につまらない」。それでもピアノの先生はいつもツェルニー大事だよ~って言うので仕方なく練習してるよ、って方も多いかもしれませんね😅

ドビュッシー自身、そういう単調な練習曲ってどうなん?! という思いがあったようです。この「5本の指のために」は最初まさかの単調な始まりかたをします。発表会で初めて聴いたら……「この人大丈夫かな……」と心配になるかもしれませんね?

しかしやはりそこはドビュッシー、最終的には近現代の楽曲らしい、華やかなフィニッシュを遂げます。……が、その分ツェルニーより何倍も難しいです笑
ショパンの練習曲もそうですが、有名作曲家の美しい練習曲を弾くためには、それより難易度を落とした(そしてちょっぴりつまらない笑)練習曲をたくさん積んでいかないといけないのですね🤛


以上、とりあえず3曲挙げてみましたが、今後また憧れの曲は増えていくことと思われます。その際は、この記事を順次更新していこうかな? と思っております!

いかがでしたでしょうか。ピアノ弾きの皆様も、憧れている曲ってあると思うのです。同じものがあったよ! という方、こんな曲も良いよ! という方、様々なコメントお待ちしております🎶

それでは今日もAllegro ma non troppoで。