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【バチェロレッテ3】武井亜樹さんはなぜモテなかったのか?モテるためにはどうすればよかったのか?※ネタバレあり

みなさん、こんにちは🌸
恋愛パーソナルトレーナーの愛トレ実です♪

6/27からアマプラで放送されていた『バチェロレッテ3』、もうご覧になりましたか?
(※ネタバレNGの方はそっとお戻りください♡)
私は、過去のバチェラー・バチェロレッテシリーズすべて観ており、なんだかんだ文句をたれながら、今回も最後まで観てしまった人間です笑

これまでのシリーズとは異なり、なぜもっと「かわいい!」「好き!」と、男性陣から猛アタックがなかったのか?
「じゃあ、異性にモテるにはどうすればいいの?」

今回は、バチェロレッテ3に学ぶ、異性からモテるための人間関係構築術やコミュニケーションの秘訣について、私なりの見解を述べていこうと思います。


超絶ハイスペックな女性・武井亜樹さん

亜樹さんは、予告を見た限り、「かわいらしくて聡明そうな人だな」という印象を受けました。

番組で紹介されていたアピールポイントは、ざっとこんな感じ。

・東大卒
・経産省勤務だった元官僚
・現在はフリーランスで宇宙に関する仕事をしている
・ミス・ユニバースに出場経験あり

めちゃめちゃハイスペック!!!
この時点で、たじろぐ男性も多いのではないでしょうか笑
私が男だったら踵をかえして引き返してます笑

経歴だけでなく、笑顔も素敵だし、肌も綺麗だし、体も引き締まってるし、いろいろな面でたくさん努力をしてきたんだろうと容易に想像できる方でした。


でも、現実は…?

そんな完璧に見える亜樹さんですが、話が進むにつれ、辞退する男性や「好きになれない」と正直な気持ちを伝える男性が続出します。

「自分が本気になりきれていない。亜樹さんを好きな気持ちにはまだなれていない」(エピソード2)

「妹みたいな存在に見えちゃった。(中略)女性として、自分の生涯、一生ともにするパートナーとして考えたときに、一緒にいるビジョンが見えなかった。」(エピソード3)

「言ってくれた言葉とかすごい嬉しくて、不安に思ってることも自分の中で解消されたけれども、その言葉を100%信じていいのかっていうのが正直今の本音。これまでずっとファイナルローズを絶対自分がもらうと心に決めて、自信を持って、毎回ローズセレモニーに臨んでたんですけど、それが今は自信を持って言えなくなってしまっている。その状況で、亜樹ちゃんのご家族に会ってしまうと、たぶん自分の中で綺麗な言葉を並べることしかできないなと思って。正直、今回のローズセレモニーで、僕にローズは渡さないでほしいなって今は思ってます。」(エピソード7)
※男性が残り3人になり、男性のご家族にも会った後で

「日々どんどん亜樹さんのいいところもでてくるし、人として惹かれるところもあるんだけど、それでもやっぱりまだ好きって気持ちにはっきりとなれてるわけではないっていうのもあって。俺は、付き合う人はやっぱり、好きになってからちゃんと付き合いたいと思ってるのね。亜樹さんのことは、大切に思ってるというか、いろんな経験をともにしてきて、すごい大事に思ってるからこそ、もしファイナルローズもらえるなら、日本でもっと自由な状況で会えたりとか、俺はそういう関係からスタートしたいと実は思ってて。」(エピソード8)
※男性が残り2人になり、最後のデートにて

さらに、最終的に人生のパートナーとして選んだ男性ともお別れしたと、番組の最後で報告していました。

なぜ亜樹さんは、これほどまでにモテなかったのでしょうか?
なぜ、これまでのシリーズのように、男性からの亜樹さん争奪戦にならなかったのでしょうか?

ここからは、モテなかった理由について考察していきたいと思います。


亜樹さんはなぜモテなかったのか?


モテない理由1:相手への思いやりが足りない

まず、これです!!!
男性or女性に関係なく、恋愛or友達に関係なく、人として最も大切なこと。
「思いやり」を持ちましょう。

小学校の道徳の時間に習うようなことですね。
誰しもが、授業で、親から、本から、他人から、一度は学んだことがあるのではないでしょうか。

でも大切なのは、知っているかどうかではなく、「やれているかどうか」です。

番組の中で、「もっと思いやりもってーーー!!」とつっこんだシーンをいくつか挙げていきましょう。

(初対面で、セロトニンのアクセサリーをプレゼントした物理学者に)
「セロトニンは、幸せを感じたりリラックスさせる効果があって。今って緊張されてますか?」と男性に聞かれたとき、「してないんです。」と答えた。

確かに、本当に緊張してなかったんだと思います。
ただ、相手は、これから亜樹さんを好きになって結婚できたらいいなと思って参加してる男性であり、初対面で自分の個性を出して記憶に残りたいという思いがありつつ、頑張って会話を楽しんでもらわなきゃ!と思っている。
そんな頑張っている男性に対して、「してないです!」と即答するのは、あまりに酷だし、コミュニケーション能力が低すぎます笑

例え本当に緊張していなくても、「少しだけ…」と控えめに答えるだけでも、リラックスさせる効果があるセロトニンをわざわざ持ってきた男性は、救われます!
これは「嘘」ではなく、「思いやり」です。

(初対面で、牛をつれてきた獣医の男性に)
「動物好きですか?」と聞かれたとき、好きですと即答せず、少しひきつった笑顔で頷くだけ。さらに、「触ってみて」と言われても「やめとこうかな」と言って、手をのばすこともしない。

動物が嫌いだったのかもしれないし、確かに牛は興奮気味のようで大人しくはなかったので危険だと思ったのでしょう。
でも、これも思いやりに欠ける行動ですよね。
「獣医さん=動物が一番のアピールポイント」なわけであって、せっかくなら動物と戯れてほしいという男性の想いを見事にばっさり切り捨てています笑

また、どうしても触るのは危険そうで怖いなと思うのであれば、
「たぶん初めての場所で牛も怯えてるかもだし、知らない人間が無理やり触ったら嫌かもしれないから、今回は見てるだけにしますね」
ちゃんと言葉で伝えてあげるなど、思いやりがあって相手への気配り上手な人であれば、できるはずです。

さらに、「普段、牛を診察されることが多いんですか?」と話題をふってあげるなど、一段上のコミュニケーションができればよりその場が盛り上がったと思います。

人は、言葉がなければ、表情や行動によって相手の考えや気持ちを想像するしかありません。
また、相手が「あなたは今こういう気持ちですか?」と確認するのを怖がらずに向き合ってくれる人なら良いですが、そうでなければ、「あ、この人は動物嫌いなのかな」「そもそも自分に近づきたくないのかも」など、勝手に想像して人物像を作り上げてしまいます。


(初対面で、マヌカハニーをスプーンで「あーん」させようとした男性に対して)
「あ、自分で…」と自分で食べる

インタビューで答えていましたが、初対面の男性から「あーん」されるのは、確かに嫌でしょう笑
パーソナルスペースをきっちり守りたいという亜樹さんの気持ちには共感できますし、多くの女性が同じように感じるはずです。

ただ、その嫌だなという気持ちをそのまま表情に出してしまっているのがモテない所以。
まず、自分の表情くらい、管理下における人間になりましょう。

さらに、本当に嫌だとしても、例えば、「ドレスにたらしちゃうと大変なので、自分でスプーン持たせてもらってもいいですか?」とお願いしてみるとか、

それかもはやはっきりと、「初対面であーんはさすがにハードル高いし恥ずかしいので、今日は自分で食べたいです!もっとデートを重ねて距離が近くなれたら、今度は〇〇さんから食べさせてほしいです♪」
など、男性が「よっしゃ!次もう1回頑張ろう!」と思えるような言葉をかけてあげるなど、できることはたくさんあります。
自分が緊張していないのであれば、緊張しているであろう男性を気遣って、自分が気配りをしてあげるくらいの思いやりがほしいものです。

男は、追いかけたい生き物です。
どんなに外見を磨いていても、「あ、この人は追いかける価値ないな」と感じた瞬間、逃げていきます。
魅力的な男性に追いかけ続けてほしいのであれば、女性も、追いかけさせる努力をしましょう。


(初対面でダンスを披露した男性が、一緒にダンスしたいと言い)
「転んだら危ないので、もしよければ手を持ちながら…」と手を差し出すと、「あ、転ばないです」と避ける

もう、何も言わなくてもみなさん理解できますよね笑
わかるよ亜樹さん、初対面の男と手を繋ぐのは嫌だよね。パーソナルスペースってもんがあるよね!

それでも、です笑
先ほどのマヌカハニーといい、このダンスといい、男性側にももう少しやりようはあったと思いますが、せっかく自分のアピールポイントを必死で伝えようとしている人に対して、やはり亜樹さんは思いやりが足りないなあと思うのです。

余談ですが、ある男性が初対面で、「この後のカクテルパーティで話す順番をトランプで決めたい」と言い1番目と決まったあと、「最初にお迎えにあがるので、約束してもらってもいいですか?」と指切りをしようと小指を差し出したときに、亜樹さんは素直に指を絡めていました笑
パーソナルスペースどこいったん??と思った方は私だけではないはず笑

人間は、相手への感情がYesかNoかで、許せる範囲も変わるので、エースのトランプをひいて運命的なものを感じた亜樹さんにとって、その人への感情はYesだったのでしょう笑
この話は、また別の記事で詳しくお伝えしようと思います♪


モテない理由2:何気ない一言が、「相手を傷つけるかもしれない」という配慮ができない

これは思いやりの欠如にもつながりますが、想像力が足りない人がよくやらかしてしまう事例です。
「これを言ったら相手は嫌な気持ちになるかもしれない」という想像ができないのです。
そのため、ぱっと頭に思い浮かんだこと、考えたことを相手のことを考えずそのまま言葉にしてしまいます。
さらに問題なのは、相手が傷ついた場合、傷ついたという事実に気づけずに、自分の行いを反省できないケースです。

よっぽど仲がいい友達か、何でも言い合える恋人同士などの関係性ではない限り、人は傷ついたとき、面と向かって相手に「私はあなたの言葉で傷つきました!」なんて言ってくれません。
涼しい顔をしてその場をやり過ごし、他の人に愚痴り、もう二度とあなたからの連絡には返信しないでしょう。うわべだけの付き合いでいいやと思っているならば、その後も付き合いは続くかもしれません。
しかしたいてい人は、嫌なことを言ってきた人と一緒にいたいとは思わず、何も伝えずにそっと離れるものです。

男性がつけていたサングラスを「ゴーグルつけてたよね笑」とからかう

水中にいるわけでもないから素直に考えてゴーグルではないはずなのに、ゴーグルと表現した亜樹さん。
彼女にとっては、相手とじゃれあう楽しい冗談のつもりで言ったのかもしれませんが、まだ頻度高く会っていない関係性のなかで、その言葉を伝えるのはどうなんでしょう?相手は、どう受け取るのでしょう?

コミュニケーションは、「何を伝えるか」ではなく「どう伝わるか」です。

「ゴーグルつけてたよね」と言われて、相手は果たして喜ぶのでしょうか?
どうしてもゴーグルっぽいと思ってそれを言いたいのであれば、例えば、
「〇〇さんってかっこいいサングラスつけてるイメージだったけど、ゴーグルみたいなのつけててかわいかった!いいギャップだった」と伝えてみるとか。

こんなふうに言われたら、相手は「ゴーグルなんかつけるわけないじゃん!でもかわいいギャップって思ってもらえてよかった」など、少なくとも嫌な気持ちにはならないのではないでしょうか?

(「亜樹さんを食べ物に例えると、おはぎだ」と男性が伝えた後に)

亜樹さん:「くっしーって口下手だよね。びっくりするぐらい口下手だよ。生まれて初めて出会ったぐらい口下手だよ。」

櫛田さん:「ほんとに?俺、けっこううまいと思ってたんだけど」

亜樹さん:「どこが!?まじで口下手だよ。もうちょっとなんかないの?」

こんなふうにけなされたら、男性が萎えるのは当たり前です笑
しかも、冗談とわかるくらいかわいらしく言うならまだしも、亜樹さんはかなり真顔でけなすように言っていました。(少なくとも、私には「けなしている」と映りました)
もちろん、口下手と言われる前の、男性側の伝え方も改善の余地ありですが、それにしてもこれは男性がかわいそうです。

「今まで出会ったなかで一番」と最上級表現をした上で、口下手という褒め言葉ではない言葉を使っています。
この言葉を使うことで、相手は傷つくかもしれないと想像ができなかったからこその行動ですよね。(櫛田さんがこれを言われて、傷ついたかは分かりませんが)

また、私が観た感想では、櫛田さんは決して口下手ではないと思います。
確かに、亜樹さんに「好き」という言葉は伝えていないかもしれないけれど、「口説いてこない=口下手」ではありません。
櫛田さんは単純に亜樹さんを恋愛対象としてはまだ見ることができなかったため「好き」と伝えられなかったのであって、それ以外の自分の感情や考えていることは、しっかり言葉にして冷静に伝え続けています。

男性に限らず、人は、けなしてくる人より褒めてくれる人に好意を持ちます。(当たり前の話ですね笑)
自分をけなしてくる人と一緒にいたいなんて思いませんよね。
「これを伝えたら、相手はどんな気持ちになるだろう?」と、言葉を発する前に頭で考える癖をつけた方が良いでしょう。



モテない理由3:リアクションが分かりづらい

性別に関係なく人は誰しも、自分が何かを伝えたときや行動したとき、リアクションをしてほしいなと思っています。
そして、そのリアクションが相手に分かりやすいほど、相手は喜びます。

亜樹さんはリアクションがないわけではないのですが、とにかく分かりづらい笑
感情を表現するのが苦手なのか、ただ恥ずかしくて素直にリアクションできないのか、本当の理由は分かりませんが。

リアクションが残念だなと感じたシーンを挙げていきます。

「〇〇って好き?」と聞かれたときに、表情が「好き」と伝えていないので、頭では違うことを考えていそうだなと思ってしまう。

本当に好きなのであれば、嬉しそうな表情で「好き!」と答えればいいし、嫌いなのであれば「ごめん、少し苦手なんだ」と正直に伝えればいいのです。
好き嫌いは人によってそれぞれですし、どうしようもないこと。
ただ、好きでもないことやものを、中途半端な言葉や表情で伝えるのは、相手にとって失礼だと思います。
これも、思いやりです。

(男性が手作りした焼き鳥を食べ、)「どう?」と聞かれて、「焼肉!」と答える。

そこは素直に、「美味しい!」でいいんだよ、亜樹さん♪笑
亜樹さんの中では、「焼肉に似てる味で美味しい!私は焼肉好き!だからこの焼き鳥も美味しくて好き!」という考えがあって、省略して「焼肉」と答えたのかもしれませんが、まったく伝わりません笑

焼肉!と答えられた側は、「ん?焼き鳥じゃなくて焼肉が食べたかったのかな?これ焼き鳥なんだけど、焼肉って勘違いしちゃってるのかな…?」など、困惑するでしょう。

美味しいものを食べたときは、素直に美味しいと伝えましょう。
ましてや、手作りのものを食べてもらって、美味しいと言ってほしくない人間なんていません!笑
相手は、どんな言葉を伝えたら喜んでくれるかな?と想像し、思いやりを持って言葉を発しましょう。

「母は強くて優しい素敵な女性で、ずっと子供の頃からそんな母を見てたから、自分の中心で母の持つ愛や優しさを受け継いでいたいし、自分が家族を持ったときも子供たちにも教えてあげたい」と、ある男性から話を聞いたとき、亜樹さんは相手の話が終わっても笑顔とも真顔ともいえない顔で無言でいた。隣にいた別の男性が「いい話!」と発したことにより、それに合わせて亜樹さんも「いい話!」と笑って答えていた。

その間(ま)は、いったい何?笑
話していた男性も困ったことでしょう笑

日本人は、リアクションが薄い人種とよく言われます。
無理に感動したり号泣したりしろとは言いませんが、話を聞いて何かしら感じたことはあったはず。それを素直に伝えてほしい。
話した側は、何もリアクションがないことによって「この人、話聞いてなかったのかな?」「自分の話、つまんなかったかな?」「自分といるの退屈なのかな?」など、ネガティブな考えが生まれてしまうこともあります。

自分が話をしているとき、目の前の相手が「リアクションなし」でこっちをただ見ていたら、どう思いますか?
恋に落ちていて話が入ってこず、ひたすら瞳を見つめていた、なんていう状況以外であれば、非常に気まずいし会話を続けようなんて気持ちは萎えるはずです。

リアクションは、話を聞く側の義務です。


相撲を頑張ってきた男性がちゃんこ鍋を振る舞ったとき、「いかがですか?」と聞かれ、「うわ、日本だ!」と答える。
その後、「スープ飲んじゃった!」と言う亜樹さんへ、男性が「まじ!?まだいる?」と聞くと、「スープおいしい」とだけ言う。

おいしいけど、お腹はいっぱいでもう食べられなかったのかもしれない。
しかし、それにしてもリアクションとしてお粗末だし、思いやりに欠けています。

「うわ、日本だ!」という言葉には、「今はタイにいて日本食がとても恋しい、そんなときにちゃんこ鍋を食べて懐かしさを感じたし、日本にいるみたいに思えて嬉しかった。ちゃんこ鍋美味しかったよ。」という気持ちが隠されていたのでしょう。

「スープおいしい」という言葉には、「スープがすごく美味しくて、具だけじゃなくスープまで飲み干せるくらい大好きな味だよ。だからおかわりがほしい!」という気持ちが隠されていたのでしょう。

何度も言いますが、気持ちは言葉にしないと伝わりません。
相手に分かりやすく、しっかり言葉にして伝えましょう。



モテない理由4:相手が伝えようとしていることを理解する努力をしていない

みなさんは人と話すとき、何%相手の伝えたいことを理解できていますか?
試しに、友達や職場の同僚と会話をした後に、「〇〇っていうことを伝えようとしていた?」と聞いてみてください。
どのくらいの割合で、相手の意図を汲み取れているでしょうか?

亜樹さんとある男性の間の会話で、完全なミスコミュニケーションが起こっているシーンがありました。

亜樹さん:「(自分のことを)どういう人だと思った?」

櫛田さん:「最初はめっちゃどっしりしてて、(中略)”私はこれまでのバチェロレッテシリーズには囚われません。私は私のために生きます”みたいな、凛とした、どんと構えたような女性だなと思ってたんだけど、喋り方とか聞いてて、なんかそうでもないのかなって。この旅を旅として意識してないのかなって、すごい自然体で参加しようとしてんのかなって。それこそさ、バチェロレッテがさ、バチェロレッテたる所以を示せる場面ってチャンスとかいっぱいあるじゃん。それをやんないじゃん。」

亜樹さん:(インタビューより)「あ、また普通の人だって言われたなって思って。」

みなさんは、これを読んでどう思いましたか?
櫛田さんは何を伝えたかったのでしょう?
亜樹さんは、なぜ普通と言われたと思ったのでしょう?

そもそも、亜樹さんの言う「普通」とは、どういう人のことを表しているのでしょうか?

分かりやすい例をひとつ。
女子はよく、「普通の結婚をして、普通の幸せが手に入ればそれでいい」と豪語します。
じゃあ、「普通の幸せ」って何???

Aさんが思っている「普通の幸せ」とは、”公務員と結婚して自分は寿退社。2年後に第一子を授かり、また1年後に第二子を出産し、夫の年収600万(月収50万の単純計算)でマイホームをローンで購入。子供を成人まで育てあげたのち、質素に暮らしてローンも返済し終わり、将来は年金暮らし”かもしれません。
一方で、Bさんが思っている「普通の幸せ」とは、”自分で立ちあげたベンチャー企業を2億で売却し、そのお金で豪邸を購入。さらに両親から受け継いだ不動産収入で悠々自適な生活を送りながら、1年の半分は海外で仕事をする”かもしれません。

何が言いたいかというと、人が考える「普通」にはいろいろな定義があるということです。
その人がそれまで育ってきた家庭環境や風土、国、構築してきた人間関係や得た知見などにより、いわゆる「常識」には大きな差が生まれるのです。

このように説明されれば、誰もがそうだよねと納得できるはずです。
しかし、コミュニケーションにおいてはなぜか、「人はそれぞれ違った考えを持つ」というごく当たり前のことをきれいさっぱり忘れ去り、自分の価値観で相手の言葉を間違って解釈したり、自分に都合のいいように解釈したりしてしまうものなのです。

では、どうすればいいのか?
簡単です。「相手の伝えたいことを正しく理解する努力をする」これだけです。

上記の会話の中で、櫛田さんは亜樹さんのことを「普通」だとは一言も言っていません。(カットされている可能性はあります)
しかし、櫛田さんが「亜樹さんってこういう人だと思った」という話を聞いて、亜樹さんは「普通って言われた」と思ってしまったのです。
亜樹さんは、自分の中の”普通の人”という定義を前提に、櫛田さんの表現をそこにあてはめて勝手に勘違いしていますが、自分が勘違いしていることにすら亜樹さんはおそらく気づけていません。
櫛田さんは櫛田さんで、きちんと相手に自分の意図が伝わるまで伝える努力をしていないし、亜樹さんは亜樹さんで、相手が何を伝えたいのか、自分が納得するまで相手の話を聞こうという努力をしていません。

ミスコミュニケーションはこのように、日常的に、いたるところで起こっています。

自分の価値観というフィルターをかけて人の話を聞いていませんか?
理解できない部分をそのままにして流していませんか?
純粋にその人の伝えたいことを知りたいと心から思っていますか?
相手の話に興味を持っていますか?


以心伝心なんて、ありえません。
相手は何を伝えたいのか?何を伝えようとしているのか?
まずは自分の頭をまっさらにした状態で、相手の言葉をしっかり聞いてみましょう。
そして、理解できない部分は、自分が納得できるまで質問しましょう。



モテない理由5:相手の言葉を最後までちゃんと聞こうとしない

前述したモテない理由4と近い部分です。
会話をしているとき、相手が話し終えるまで黙って聞けずに、途中で遮り自分の話ばかりしてしまう人、けっこういます。
そしてこういう人ほど、自分がそうしていることに無自覚なため、非常に厄介です。
かく言う私も、昔はこういうひどいことをやらかし続けていました笑

櫛田さんから、「普通だと言われた」と勘違いしている亜樹さんに対し、櫛田さんが謝罪しようとしたとき、ちゃんとすべて言い終わらないうちに亜樹さんが、「でもね、待って」と遮って自分で話し始めた。

相手の話を最後まで聞かない、典型的な例です。
自分の気持ちや言いたいことを真っ先に伝えたいという気持ちがあることや、相手の言葉を最後まで待つのが億劫で自分から話してしまいたいと思う瞬間があること、自分が常に主役でいたいという心の奥底の願望があること、いろいろな背景があると思います。
しかし、相手が話しているときは、まずは黙って最後まで聞きましょう。

会話のテクニックとして、短い相槌やリアクションを相手の話の間に挟むことはありますが、それはあくまで”相の手(あいのて)”であって、相手の話を盛り上げたり促したりするものであり、話を遮るものではありません。

亜樹さんは、相槌やリアクションではなく、がっつり相手のターンを奪って自分の話を始めてしまっています。
百歩譲って、自分が遮って全部話し終わった後に、「さっきは遮ってごめんね、〇〇って話だったよね?続き聞かせて」などのように、しっかり相手に再度ターンを戻してあげることができるのであれば、まだましです。

男性の立場になって考えてみてください。
伝えたいことがあるのに、核心まで伝え終わってないうちから勝手に遮られ、伝えたいことも伝えられないまま、相手は自分の話ができて満足し、そのまま別の話題に移ってしまったら。
どう思いますか?

遮られた側も、我が強い人で、「ごめんちょっと待って、こっちの話をまず聞いてくれる?」と会話もぶったぎれるほど、相手に対して強くでられればよいですが、なかなかそんな猛者はいないでしょう。
ましてや、心の優しい人であったり、少なからず恋愛対象として良く見られたいと思っていたりするならば、ぐっと我慢してその場をやりすごす人が多いのではないでしょうか。

梅谷さん:「僕のありのままって、そういういい雰囲気のキャラじゃなくて、楽しいのが僕の理想だから、あの時間って僕的には距離が縮まったより距離感じた感じがあって。昨日もちょっと夜振り返ったときに、友達からは発展しにくいなと思って…」

亜樹さん:「私もまっっったく同じこと考えてた」

文字だと少し伝わりにくいですが、映像の中では、梅谷さんに間(ま)があったのではなく、本当にばっさり遮って亜樹さんが話し始めたのです。
番組側の編集で、もしかしたら意地悪く間(ま)や会話がカットされていたのかもしれませんが。

男性側も、伝え方が下手だし、何よりも何を言いたいのか分かりづらいというのはありますが、前述の通り、聞く側はとにかく最後まで聞く、ということが非常に大切です。
まずは最後まで聞き、聞いた上で、「〇〇って、どういうこと?」と理解できない部分を質問して確認すべきです。

人間は、自分の世界観で、価値観で、今まで生きてた中で蓄積してきた語彙力で、考えや気持ちを表現します。
しかし、それを聞く側の人間は、まったく違う価値観を持ち、まったく違う考え方をするため、受け取った言葉を、相手が意図した意味でそのまま受け取れるとは限りません。
相手の言葉を自分なりの価値観で勝手に想像して解釈し、理解したと捉えます。
そのため、Aさんは「〇〇」という意味で伝えたつもりだったのに、Bさんは「△△」という意味で捉えてしまうという、認識のズレ(=コミュニケーションの齟齬)が生じます。

「人間はひとりとして同じ考えの人なんていない」ということを肝に命じましょう。
もちろん、似た考えや価値観、奇跡的にまったく同じ考えや価値観を持った人にも出会うこともあるでしょうが、そういう事例の方が奇跡だと考えた方がよいでしょう。
十人十色という言葉があるように、人間はみんな一人ひとり考え方は違って当たり前であるということを忘れずに、「この人は何を伝えようとしているんだろう?」と、目の前の人に真摯に向き合うことを大切にしてください。



モテない理由6:人が、自分とは考え方が違うかもしれないという想像ができていない

(男性のお母さんと妹さんが会いにきてくれたとき、バリのお土産を選んでもらえるように亜樹さんが用意した。そのときのインタビューで)

「うちの母も、お土産を買ったりショッピンしたりするの好きなんですよ。だから、お母さんとか妹さんもショッピンしたりお土産を買ったりするの好きかなと予想して、準備しました。」

なぜ、自分の母親がショッピングが好きだからといって、相手方のお母さんもショッピングが好きだと思うのでしょうか?笑
「女性=ショッピング好き」という考えからきているのでしょうか?
亜樹さんの周りには、ショッピングが好きな女性が多いのかもしれないし、ショッピング嫌いな女性には今までの人生で出会ったことないのかもしれません。

上記は些細な事柄ですが、人間はこのような「決めつけ」を普段から無意識のうちに行っています。
「自分はAだと思っている。だから相手もAだと考えているはずだ。」と。

人は、育った環境、関わってきた人たち、経験した出来事などによって、価値観や考え方を形成します。
10人いれば、10通りの考え方があるのは当然で、そう言われれば人は「そりゃそうだ」と理解できます。
しかしなぜか、コミュニケーションをとっていると、相手の言葉を聞く前に、もしくは聞いたとしても正しく理解する前に、自分の価値観に基づいて勝手に想像して決めつけてしまうのです。



モテない理由7:素直にお礼が言えない

この番組を通して、亜樹さんは何回「ありがとう」と目の前の男性に伝えているでしょう?
もちろん、カットされている可能性もあります。
ありがとうと言われなくても、感謝の気持ちは伝わっていると感じる人もいるでしょう。

しかし、しっかり言葉で「ありがとう」と伝えてくれる人と、「言わなくてもわかってるよね」と当たり前のように言ってくる人、どちらと結婚したいですか?

象徴的なシーンがありました。

亜樹さんが涙を流したとき、男性がハンカチを貸してくれたが、お礼もなく申し訳なさもあらわさない

今どきの男性は、ハンカチを常備している人が多いし、ハンカチを泣いている女性にすっと差し出すぐらいのことはさらっとやってのける人が多くはありますが、それをいいことに、「やってもらって当たり前」と感謝の気持ちを忘れてしまう女性はモテません。

ハンカチだけでなく、例えばデートに行ったときにお会計で全部奢ってもらったり、重たいバッグを持ってもらったりなど。
「女だから〇〇してもらうのは当たり前」と思っていませんか?

これこそ、小学校の道徳の授業ですよね。
「どんなに小さなことでも、当たり前と思わず、しっかり感謝の気持ちを言葉で伝える」。
これを、どれだけの人が実際にできているでしょうか?


モテない理由8:お礼と挨拶がもごもごしている

「おはようございます」「ありがとうございます」と伝えるとき、亜樹さんはなぜか声のトーンが低くなり、控えめに、もごもごとしています。
単なる癖なのかもしれないし、そういう言い方が本人的には可愛いと思っているのかもしれないし、これが例えばすでに1年付き合っている彼氏が相手なのであれば、特に問題はないかもしれません。

ただ、第一印象は3年続くと言われています。
「こんにちは」というたった5文字の挨拶を、
・笑顔で明るく、ハキハキ言う人
・暗く上目遣いで、じめっとした感じで言う人
どちらが好印象ですか?

人には好みというものはありますが、それでも一般的には前者ですし、これから恋愛対象として見れるかどうか判断していくという場面で、自分から印象を悪くしにいく必要はまったくありません。

挨拶とお礼は、はっきり、相手の目を見て、明るく伝えましょう。
「モテる人ほど、挨拶とお礼は明るくはっきりとしている」という原則を覚えていてください。



モテない理由9:プライドが高い

亜樹さんは、いい意味でも悪い意味でもプライドが高い人なんだろうなと感じます。
いい意味とは、亜樹さんが今まで努力して培ってきた経歴や経験値に、良い自負を持っているということ。
悪い意味とは、自分の欠点や伸び代を素直に認められずにいるということ。

いい意味でのプライドの高さは、自己肯定感が高さとも言い換えられます。
”自分はこれだけ頑張ってきた”という自負があり、しっかり自分で自分を認め高く評価できている状態です。

一方、悪い意味でのプライドの高さは厄介で、自負があるからこそ、逆にダメな部分の自分を認めることができず、欠点や弱さを受け止めきれていない状態です。
こういう種類のプライドを捨てられないとどうなるかというと、相手より自分が優れている部分を誇示しようとしたり、相手の意見を素直に受け入れず自分の考えを押し付けたりしてしまいます。

象徴的なシーンがいくつかあったので、みていきましょう。

ある男性に「普通だ」と言われたと勘違いしてプライドが傷つけられ、翌日の別の男性たちとのデートの中で、”私にもいろいろな面があると男性に見せられたら面白いかなと思って”、亜樹さんは自分のルーツを英語で話した。

確かに、亜樹さんの英語は流暢でとても綺麗でした。親の猛反対を押し切ってまで留学するくらいですから、人一倍努力したんだろうと容易に想像できます。
もし男性陣が全員(このときは3人)英語を完璧に理解できる人たちなのであれば、亜樹さんがとった手段は有効かもしれません。

しかし、中には英語を理解できない人もいて、亜樹さんが伝えたいことが伝わっていない状態であり、これではただの一方的なスピーチでしかなく、前日に傷つけられたプライドを取り戻すための自己満足でしかありません

コミュニケーションとは、相手とのキャッチボールです。
「何を伝えるか」ではなく、「何が伝わるか」なのです。

(インタビューより)
「このサプライズローズは、もしかしたら私が一方的に「あなたに恋愛スイッチを押してほしいです」っていう意味のローズだと思う。あとは、彼がアクションを起こしてくれたりしたら、2人の恋愛関係も始まると思います。」

モテない女性が”待ち”の姿勢でいたら、結婚できるわけがありません。
恋愛において駆け引きをしていいのは、超絶美人で性格も良く、コミュニケーション能力が高く、何より若い人だけです。
さらに、男性にとっての「若い」女性とは、20代前半だけです。

20代前半のうちは、それほど美人でなくても、若いというだけで男性にチヤホヤされます。
20代後半になるだけで、がくっと男性からのアプローチは減ります。
そのことに気付けず、20代前半の頃の気持ちのまま、高みの見物を決め込んでいたら…結果はわかりますよね?

では、なぜ亜樹さんは”待ち”の姿勢を崩さなかったのか?
それは、悪い意味でのプライドがそれを許さなかったからです。
「私はこれだけのことをやってきた。これだけのものを持っている。サプライズローズだって渡したんだから、あとはあなたがアクションを起こすべき」と。
素直に、自分から先に「好き」と伝えるのはプライドが許さないのです。

「好きだから付き合って」と告白するのは男性からが理想である、という女性は多いと思います。
しかし、相手からの告白を待ち続けて理想の人と結婚できないのと、恥ずかしいけど自分から告白して理想の人と結婚するのと、どっちの人生を送りたいですか?

(亜樹さんが男性に「好き」と伝えると、男性が「ありがとうございます。僕も、すごく好きになっていってる」と答えた。それに対するインタビューで)

「ちょっと、ん?と思いましたけど。僕もだんだん亜樹さんを好きになりかけてる、みたいな感じで。気づいたら、私の方が気持ちが逆転してるふうな言い方されて、ちょっと悔しかったですけど。あんなになんかラブラブになりたいとか言ってたくせに。」

亜樹さんは、おそらく、今まで男性からアプローチされる恋愛しか経験してこなかったのだろうと思います。
また、「相手から好きと言わせたら私の勝ち」のような、恋愛を勝ち負けで考えているようです。
重ねて言いますが、こういう駆け引きする恋愛をしていいのは、20代前半までです。



モテない理由10:所作・姿勢・食べ方の問題

これらは、もちろん気にならない人も中にはいるでしょう。
しかし、気になる人には非常に気になる部分ですので、理想の人と結ばれたいと思うのであれば、改善するにこしたことはありません。

相手の話を聞いているときの姿勢が、つまらなそうに見える(足を組んで、深くソファに座り背もたれによりかかっている)

ソファのひじかけに片腕をかけ、足を組んで足首をぷらぷら振っている

人を、指や道具で指差す

肘をつきながら食べる


私が男性だったら、絶対この時点で候補から即座に外します。
作法やマナーが美しくない人を、親に紹介したいと思いますか?

礼儀作法を気にしない人や、自分も同じようにマナーが良くないのであれば特に問題ないと思いますが、そういう部分って、見ている人はしっかり見ています。
自分のマナーを自覚できていないということは、極端に言えば「マナー悪い人だけと結婚する」と、選択肢を自ら狭めていることに他なりません。

作法やマナーというものは、社会人として、人として、美しくあるべきだと私は思います。
魅力を感じる人から好意を持ってもらうためには、こういう最低限の部分を当たり前にできるように、自分を変えていきましょう。



まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?
ここまで読んだあなたなら、「モテるためにはどうすればいいのか」、もう分かったのではないでしょうか。
そう、上記のモテない理由の「逆」をすればいいのです。
簡単にまとめると…

・思いやりを持って人に接する
・自分の言葉を相手がどう受け取るかを考えてから話す
・分かりやすくリアクションする
・相手が伝えようとしていることを理解する努力をする
・相手の言葉をちゃんと最後まで聞く
・人は自分と考え方が違って当たり前という前提を持つ
・素直にお礼を伝える
・お礼と挨拶は明るくはっきりと
・素直に自分の弱さや欠点を認める
・所作や姿勢、食べ方を美しくする

です!!
もっと具体的にどうしていけばいいのかなど、細かい話はまた別の記事で徐々にお伝えしていければと思います。

それでは今回はこのへんで!
最後まで長文を読んでくださり、ありがとうございました✨
また次の記事で、お会いしましょう♪♪

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